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今月の逸品:上境旭台貝塚出土の漆器


上境旭台貝塚は,つくば市の東部に位置する縄文時代後・晩期を中心とする集落跡です。平成28〜30年度に行われた発掘調査において,遺跡南部の斜面部に形成された斜面貝層と東部の低地部の水場,南部から北東部にかけての斜面部は遺物含包層などの様子が明らかになりました。今年度は,それらの報告書作成業務を行っています。  
今回ご紹介する遺物は,遺跡東部の低地部から出土した漆器です。縄文時代後期中ごろ(約4,000年前)のもので,木製の木地に赤や黒の漆が重ね塗りされた,鉢・片口鉢・脚付鉢・柄杓・飾り弓など約40点が出土しました。なかでも,大型の鉢(写真)は,口径32p,器高16p,全体の約4割が残る破片です。外・内面に赤漆が塗られており,内面には別な赤漆で円文や大振りな入り組み文が描かれ,外面の口縁部と胴部には菱形の格子状の区画内に方向が異なる斜線文が施されています。縄文時代の漆工芸の技術の高さを知ることができる優品といえます。
 
漆器鉢外面の口縁部と胴部には,菱形の格子状の区画内に方向が異なる斜線文が施されている。 漆器鉢内面には別な赤漆で円文や大振りな入り組み文が描かれている。
 






 
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