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埋蔵文化財整理センター[ご案内マップ]

〒311-4325 茨城県東茨城郡城里町北方1481(茨城県埋蔵文化財センター いせきぴあ茨城 内)
TEL:029-289-2002
FAX:029-289-2008
Mail:seiri.center@maibun.ibk.ed.jp

188 628 006*40
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
 
 

今月の逸品(2020.7)牛頭座南(ごとうざみなみ)遺跡出土の縄文土器


牛頭座南遺跡は阿見町の南部に位置し,桂川右岸の標高約25mの台地上に立地する縄文時代を中心とする集落跡です。平成29年度及び平成31年度・令和元年度に発掘調査を実施し,縄文時代中期後半から後期初頭の竪穴建物跡や土坑,炉跡を確認しました。
今回ご紹介するのは,縄文時代中期後半の「加曽利E式」土器です。関東地方を中心して分布する土器型式で,口縁部に渦巻文などの文様が施される系統のものです。当遺跡から出土した土器は,加曽利E式の中でも新しく,今から約4500年前の「加曽利EW式」のものが中心で,短期間に営まれた集落跡と考えられます。また,第1号竪穴建物跡からは土器を囲って炉として使用した土器埋設炉があり,当時の生活状況などを窺うことができます。
 
縄文時代の竪穴建物跡の遺物出土状況 縄文時代中期後半の縄文土器
 

今月の逸品(2020.6)下大賀(しもおおが)遺跡出土の墨書土器


下大賀遺跡は那珂市の北部,玉川右岸の標高約43mの台地上に立地しています。平成25年から令和元年にかけて発掘調査を実施し,奈良・平安時代の竪穴建物跡や掘立柱建物跡,溝跡などを確認しました。
今回ご紹介するのは,竪穴建物跡から多数出土している平安時代の墨書土器です。第217号竪穴建物跡からは,坏や皿の外面や底部に墨書された土器が7点出土しています。「永富来」などのいわゆる吉祥文字が多く確認できました。これらの土器は, 集落の性格や特徴を知る有効な手がかりとなります。
 
平安時代の竪穴建物跡(第217号)の遺物出土状況
 
 
  第217号竪穴建物跡から出土した墨書土器
 

今月の逸品(2020.6)大高台(おおたかだい)遺跡出土の弥生土器


大高台遺跡は高萩市の北東部に位置し,標高約45mの台地上に立地する弥生時代から平安時代にかけての集落跡と室町時代から江戸時代にかけての寺院跡です。平成31年から令和元年にかけて発掘調査を実施し,竪穴建物跡や掘立柱建物跡,道路跡などの遺構を確認しました。  
今回ご紹介するのは,弥生時代中期の遺構と遺物です。県内ではこの時期の建物跡はほとんど発見されておらず,集落の様相がわかっていません。隣の福島県では,当遺跡で確認した竪穴建物跡と似たものが複数確認されています。  
出土土器を見てみると,胴部に渦巻文が施された壺や,細縄文が施された甕が出土しており,これらの土器は,北茨城市中郷町足洗遺跡から出土した一括資料を標識とした「足洗式土器」と呼ばれる土器で,弥生時代中期後半に位置付けられています。足洗式土器は南東北地方の影響を受けており,県北地域の弥生文化は,北から南に伝播していることがわかります。
 
竪穴建物跡の遺物出土状況 弥生時代中期の壺(左)と甕(右)
 

令和2年度の整理遺跡


当センターでは,発掘調査で確認した住居跡などの図面や写真の整理作業,出土した土器などの接合・復元・実測作業などを行い,遺跡の報告書を作成します。
今年度は,
潮来市の一本椎遺跡,
行方市の熊ノ平古墳群,
かすみがうら市の姥久保遺跡,
つくば市の上境旭台貝塚・金田西坪B遺跡・上境滝の台古墳群・上境作ノ内遺跡・上境作ノ内古墳群・島名本田遺跡,
小美玉市の館野遺跡・並木新田台北遺跡,
那珂市の下大賀遺跡,
高萩市の大高台遺跡・北久保B遺跡,
取手市の米田水塚群,阿見町の牛頭座南遺跡
計9市町村の16遺跡について,整理作業を開始しました。
 
 
埋蔵文化財整理センター
(後ろの森には頓化原古墳があります)
 
 

 
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