www.ibaraki-maibun.org 発掘情報いばらき
発掘遺跡・整理遺跡
情報最前線
概要
発掘遺跡・整理遺跡
これまでの発掘・整理遺跡
小中学生のためのやさしい考古学講座
報告書のご案内
リンク集
HOME
E-mail

下妻事務所 [ご案内マップ]

〒304-0044 下妻市柳原字小淵808-1
123 316 544*60
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
 

大堀東遺跡(おおほりひがしいせき 08-210-060) [ご案内マップ]
123 286 333*31

所在地 茨城県下妻市樋橋字大堀東441番地ほか
立地 下妻市の南東部,小貝川右岸の標高約19mの河川敷
調査原因 小貝川改修事業
委託者 国土交通省関東地方整備局下館河川事務所
調査期間 2016年11月1日〜2017年3月31日
調査面積 5,085㎡
種類 集落跡
主な時代 縄文時代,平安時代,室町時代
主な遺構 竪穴建物跡,土坑,井戸跡,溝跡,柱穴列,火葬施設など
主な遺物 縄文土器(深鉢),土師器(小皿・高台付小皿・坏・高台付坏・碗・甕),須恵器(坏・甕),灰釉陶器(皿),緑釉陶器(椀),金属製品(鏃・刀子),土製品(るつぼ)など
*主な時代をクリックすると年表が出ます。

調査の状況

調査を行っていた調査区上流部の空中写真の撮影を行いました。これまで当遺跡では,平安時代の竪穴建物跡が複数重なり合っている状況が多く確認できました。又、竪穴建物跡が確認できない空間もあり,建物を建てる場所とそうでない場所に分かれていたと思われます。出土した土器から判断して,前の建物跡が埋まってから時間を経てずに新しい建物を建てていたと考えられます。調査区上流部でも同様の状況が確認できました。河川が近いことから,氾濫のたびに竪穴建物跡を建て替えていたことがわかります。また,平安時代の土坑を複数基確認しました。直径80cm程度,深さ30〜40cmの円形の土坑で,それぞれ土師器や鉄製品,金属を溶かすための坩堝(るつぼ)などが出土していることから,鍛冶や鋳造を行っていたことがわかりました。
 
小貝川に沿う調査区上流部 土師器や鉄製品が出土した平安時代の土坑
 

調査の状況

11月から行っていた調査区下流部上面(1次面)の調査が終了しました。調査区下流部1次面では,竪穴建物跡15棟,火葬施設4基,井戸跡2基,溝跡10条,土坑164基などを確認しました。竪穴建物跡からは,平安時代の土師器の坏・碗・甕などが出土しました。竪穴建物跡の竈では、煙道部が長く火床面が壁外に掘り込んであるもの、土師器の坏などが倒位で置かれ支脚として利用されるという特徴のものも多く確認しました。また、竈の脇に張り出し部を持つ竪穴建物跡も複数確認でき、これらは当遺跡の特徴と考えられます。当遺跡は、河川の氾濫などで土砂が堆積した上に集落を形成しているため、さらに下の面(2次面)から遺構が確認されることが予想されます。現在は、上流部の調査を行っており、その後下流部の2次面の調査を行う予定です。
 
竈の脇に張り出し部をもつ第163号竪穴建物跡 筑波山を望む調査区(下流部)
 

調査の状況

調査区南部の平安時代の竪穴建物跡や中世の火葬施設の調査を進めています。平安時代の第159号竪穴建物跡の竈の燃焼部からは、土師器や須恵器の坏6点が逆さに重ねられた状態で出土しました。重なり合った坏の間や周囲から多くの焼土が見られたことから、竈の支脚として利用されていたと考えられます。
中世の火葬施設は遺存状態が良好で、遺体を焼いたと考えられる長方形の燃焼部と風を送るための送風口をつなぐ天井部分がトンネル状につながった状態で確認できました。底面からは、炭や骨片が出土しました。
 
第159号竪穴建物跡の竈と支脚として利用された坏 天井部が崩落せずに残っていた火葬土坑
 

調査の状況

平成28年度の大堀東遺跡の調査が始まりました。調査期間は5か月の予定で,今回の調査は平成16・17・24・25・26年に続き,第6次調査になります。当遺跡は,小貝川右岸の低地に立地しており,小貝川の氾濫で堆積した土の上に竪穴建物跡などの遺構が確認できます。現在は,遺構確認作業及び掘り込み作業を進めている状況で,平安時代の竪穴建物跡からは,土師器の坏などが出土しています。これまでの調査の成果と,今後の調査によって当地域の歴史を明らかにしていきたいと思います。
 
遺構確認をしている様子 竪穴建物跡から遺物が出土している様子
 

 
もどる
上へ
2002 Ibaraki education foundation. All rights reserved.