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これまでの最新情報<2016年度> 


 

鉾田市立野友小学校と当間小学校の児童が遺跡見学を行いました。 2017.3


3月13日(月)に鉾田市立野友小学校の5年生8名,6年生4名,当間小学校6年生17名が,行方市鶴ヶ居貝塚の遺跡見学に訪れました。出土した土器や石器など遺物に関する調査員の説明を熱心に聞いて,たくさんのメモをとっていました。鏃が黒曜石で作られていることを知ると,驚いて見つめていました。発掘作業の見学では,「どのような道具を使って掘るのですか。」,「この周りにも遺跡があるのですか。」などのたくさんの質問が寄せられました。見学の最後には,縄文土器の洗浄作業を体験されました。土が落ちてくると,「きれいな文様が見えた。」,「縄目がついていてすごい。」などの声があがりました。6年生にとっては社会科の学習内容を実際に見たり触れたりすることができ,5年生にとっては今後の歴史学習への関心につながるよい機会となりました。
 
目の前で出土した縄文土器に興味津々 どんな文様がついているかな?
 


下大賀遺跡(那珂市下大賀)で現地説明会を開催しました。 2017.3


3月12日(日)に,下大賀遺跡の現地説明会を開催しました。当日は,穏やかな春の日差しに恵まれ,約130名の方々に来跡していただきました。現地説明会に参加された皆さんは,調査員による遺構と遺物の解説に熱心に耳を傾け,郷土の歴史に関心を持たれていました。今回の調査で数多く見つかった掘立柱建物跡を目の当たりにし,「とても大きな建物が建っていたようだ」,「ずいぶんと大きな穴が掘られている,きっと太い柱が立っていたに違いない」など,当時の掘立柱建物の様子を想像されていました。当遺跡の現地説明会に毎年参加されている地域の方々から,「今年もすばらしいものが多く出土しており,地域の長い歴史に驚きました」と感慨深そうに感想を述べられていました。郷土の歴史や文化財に興味をもっていただけた現地説明会となりました。
 
写真や図を交えた遺物解説に興味津々 掘立柱建物跡を間近に見る参加者たち
 
現地説明会資料(PDF)
 


鶴ヶ居貝塚(行方市)で現地説明会を開催しました。 2017.3


3月5日(日)に現地説明会を開催しました。行方市内のご家庭に配付したチラシ,なめがたエリアテレビ,新聞記事などをご覧になった180名を超える方々にご参加いただきました。縄文土器や石器などの遺物を間近でご覧になった方々からは,「発掘体験をした時に出土した土器が展示されていてうれしかった。」,「縄の模様がよく見えて感激した。」,「石器を上手に作っていてすごいですね。」などの様々な感想をいただきました。群集した袋状土坑をご覧になった方々からは,「大きくて深いから,木の実がたくさん採れたんでしょうね。」,「調査区の外側にもたくさん掘られているのでしょうか。」などと,当時の人々の暮らしぶりを想像する方々が多くいらっしゃいました。郷土の歴史や埋蔵文化財に関心を持っていただくよい機会となりました。
 
群集した袋状土坑に驚くみなさん 石器の説明を熱心に聞かれるみなさん
 
現地説明会資料(PDF)
 


島名本田遺跡(つくば市島名)で島名小学校5年生のみなさんが遺跡見学をされました。 2017.2


2月14日(火)に島名小学校の5年生のみなさんが遺跡見学に訪れました。奈良時代の竪穴建物跡や出土した古墳時代の銅鏡について説明を聞かれました。また,「どうして住居があるのが分かるのですか」,「鏡はどのようにして使ったのですか」などたくさんの質問も寄せられました。短い時間ではありましたが,地域の歴史や文化財を身近に感じてもらうことができたことと思います。
 
竪穴建物跡の見学をするみなさん 出土した遺物の説明を聞くみなさん
 


金田西遺跡(つくば市金田)で現地説明会を開催しました。 2017.2


2月12日(日)に,金田西遺跡の現地説明会を開催しました。快晴の中,約180名の方々にご参加いただきました。参加者されたみなさんは,金田西遺跡の奈良・平安時代の竪穴建物跡や,金田西遺跡ほかから出土した遺物の解説に耳を傾け,当地域の歴史に関心をもたれていました。遺構の解説では,「同じ建物の中に竈が3か所もあるなんて不思議」,「土器は器として使う以外に,竈の中でも使われることがあるんですね」など,古代の竈に注目される方が多くいらっしゃいました。また,金田西遺跡から出土した神功開寳や腰帯具など,特徴的な遺物に注目がそそがれ,「このような珍しいものが土の中に埋まっていたんですね」,「ベルトに重そうな飾りをつけていたんですね」など,様々な感想をいただきました。多くの方々が,地域の歴史を間近で感じられ,文化財への関心を深めていただけた現地説明会となりました。
 
竪穴建物跡の説明にうなずく参加者 出土した遺物を間近に見学される参加者
 
 
現地説明会資料(PDF)


大堀東遺跡(下妻市)で現地説明会を開催しました。 2017.2


2月4日(土)に現地説明会を開催いたしました。晴天の中,130人を超える方々にご参加いただきました。参加者の方々には、調査員の遺構や遺物についての解説に熱心に耳を傾けていただき、大堀東遺跡の特徴について理解していただきました。また,発掘調査の流れや作業についても作業中の補助員へインタビューを交えながらの解説を行い,楽しみながら聞いていただきました。地域の歴史や文化財に親しむ良い機会となりました。
 
出土遺物の説明を熱心に聴くみなさん 出土遺物の説明を熱心に聴くみなさん
 
 
現地説明会資料(PDF)


北浦小学校のみなさんが遺跡見学を行いました。 2017.2


2月7日(火),行方市立北浦小学校の3〜6年生271名と引率の先生方10名が,鶴ヶ居貝塚の見学に訪れました。縄文時代の土器や石器を初めて見た児童も多く,縄目の文様や磨製石斧のつるつるした感触に驚いていました。また,約5000年前の竪穴建物跡や袋状土坑を見学され,「こんな大きくて深いなんて,すごいな」などの感想を聞くことができました。
 
石のおもりを興味深く眺める児童のみなさん 説明を聞きながらメモを取る児童のみなさん
 


石岡南小学校のみなさんが遺跡見学を行いました。 2017.1


1月24日(火),石岡市立市石岡南小学校の6年生児童90名と引率の先生方3名が,東田中遺跡の見学に訪れました。児童のみなさんは,遺跡から出土した縄文土器や土師器など出土したものの説明を興味深く聞きながら,当時の人々の生活に思いを馳せているようでした。特に小形銅製仏像には興味を覚えたのか,立ち止まって凝視する姿も見受けられました。調査区の見学では,台地に掘り込まれた大小様々な遺構の説明に「4500年前や1600年前に,人々がムラを作り,海や山の恩恵を受けて生活していたことに驚いた」などの感想を聞くことができました。
 
熱心にメモを取る児童のみなさん 「縄文のムラ」を体感する児童のみなさん
 


東田中遺跡(石岡市東田中)で現地説明会を開催しました。 2017.1


1月22日(日)に東田中遺跡の現地説明会を開催しました。当日は穏やかな晴天に恵まれ,130名の方々が,来跡してくださいました。来跡されたみなさんは,調査員が説明する遺跡の概要や調査した遺構,数々の出土遺物の解説に熱心に耳を傾けていました。縄文時代中期(約4500年前)の袋状土坑群の見学では,台地の縁辺部に,足の踏み場もないほど掘り込まれた大小様々な土坑の数に驚きを隠せない様子でした。そして,これらがドングリやクルミなどの堅果類の貯蔵施設であることや台地の傾斜部にある2か所の貝塚などから,食糧採集中心の生活であったことに感銘を受けていました。遺物の展示コーナーでは,平安時代の竪穴建物跡から出土した小形銅製仏像に足を止めて注視する方が多くみられました。これらの他,国土交通省関東地方整備局常陸河川国道事務所の展示コーナーも設けられ,将来生まれ変わる石岡市周辺の道路網の解説もなされました。数多くの方々が,山海の恩恵に授かった縄文時代の人々の暮らしや,平安時代に仏教が庶民へ広がっていくあり様など,郷土の歴史や考古学に興味を持っていただけた現地説明会となりました。
 
出土した遺物の説明の様子 遺構の説明に足をとめる参加者
 
 
現地説明会資料(PDF)


見て ふれて 楽しい考古学−2016 茨城県教育財団調査遺跡紹介展− (埋蔵文化財講演会)を開催しました。 2017.1


12月17日(土),茨城県立歴史館の講堂において,埋蔵文化財講演会を開催しました。講師に明治大学文学部教授の石川日出志氏をお迎えして,「弥生時代の茨城」という演題でご講演いただきました。当日は147人もの参加者に恵まれました。弥生時代の茨城の特徴について,石川先生からわかりやすく,ご講演いただき,参加者からは「わかりやすく,大変興味深い内容だった。」「茨城の弥生時代の様子がよく分かった。」などの感想をお寄せいただきました。
講演会終了後,同館において開催中の「茨城県教育財団発掘調査遺跡紹介展」で,当財団が発掘調査し,今年度整理作業を行っている遺跡のうち,4遺跡の出土品等について,担当調査員が解説を行いました。参加者は,調査員の説明に熱心に耳を傾けたり,疑問に思ったことを調査員へ尋ねたりする場面が,それぞれの展示場所で見られました。
多くの方にご参加いただき,講演会が盛大に開催できたことを深く感謝いたします。なお,調査遺跡紹介展は,1月22日(日)まで開催しております。皆様のご来場をお待ちしています。
 
講演会の様子1 講演会の様子2
 
展示解説の様子1 展示解説の様子2
 


島名本田遺跡(つくば市島名)で現地説明会を開催しました。 2016.12


12月18日(日)に島名本田遺跡の現地説明会を開催しました。天候に恵まれ,約200名の方々にご参加いただきました。参加者の皆さんは,古墳時代の竪穴建物跡から出土した小形銅鏡,室町時代の地鎮に用いられたと考えられる輪宝墨書土器,奈良時代の鍛冶工房跡などの説明を熱心に聞いていました。また,「鏡はどのような人が所持していたのですか」,「鉄の原料はどこから入手したのですか」などたくさんの質問も寄せられました。短い時間ではありましたが,地域の歴史や文化財にふれ,当時の様子に思いをはせていただくことができたことと思います。
 
輪宝墨書土器の説明をする調査員 鍛冶工房跡の説明を聞く参加者の皆さん
 
現地説明会資料(PDF)
 


鉾田市立串挽小学校の6年生が見学に訪れました。 2016.12


12月14日(水)に鉾田市立串挽小学校の6年生が,鶴ヶ居貝塚の見学に訪れました。あいにくの雨模様で,残念ながら現場での発掘体験はできませんでしたが,事務所内で出土遺物を見学したり,貝層から出土した遺物の整理作業を体験したりしました。細かい目のかごの中で水洗いした貝層の土の中からは,魚の骨や巻貝が見つかりました。細かく割れているたくさんの貝殻の中から小さな骨を見つけ出すことは大変な作業ですが,「小さい巻貝を見つけた!」「体のどの部分の骨ですか。」などと喜びの声を上げたり,興味をもって質問したりしながら熱中して作業していました。今回の体験が文化財に関心を持つきっかけになってほしいと思います。
 
本物の縄文土器に興味津々 魚の骨はどこだ?
 


上島西小学校の児童が「発掘調査体験」を行いました 2016.12


12月7日(水)に行方市鶴ヶ居貝塚で,鉾田市立上島西小学校の6年生児童13名が発掘調査体験を行いました。児童たちは,小学校の社会科の学習で縄文時代を学習しているものの,実際に竪穴建物跡や縄文土器を見たりふれたりすることが初めてのようで,「土器に縄目のもようが本当についてる」「床は固いし,柱穴が深くてすごい」などと,つぶやいていました。発掘調査体験では,縄文時代の土坑の掘り込みを行いました。土器が出土すると,児童たちはとてもうれしそうでした。帰りの時間になると,「もっと続けたい」「また体験したい」という声が聞こえ,発掘調査の魅力を十分感じ取ることができた体験となりました。
 
床の固さを触って確かめる児童たち 土器はどんな形をしているのかな?
 


県立さしま少年自然の家で「親子でどき・土器発掘体験」が行われました。 2016.11


11月19日(土)に県立さしま少年自然の家で「親子でどき・土器はっくつ体験」が行われました。当日は雨天のため発掘体験が中止となってしまったので,クイズをしたり,実際に土器の観察をしました。クイズでは,親子で○×クイズに挑戦し,茨城県にはたくさんの遺跡があることに驚いていました。また,土器の観察では,土器の色のちがいや手触り感などじっくり観察しました。低学年の児童は,「今でもありそうな茶碗の形だね」と感想を述べていました。
 
みなさんにつくば市の遺跡紹介 親子で考えながらクイズに挑戦!
 


手代木南小学校で出前授業「やさしい考古学教室」を行いました。 2016.11


11月18日(金)につくば市立光輝学園手代木南小学校で4年生の親子行事「やさしい考古学教室」が行われました。はじめは,遺跡のクイズを行いました。クイズでは,「学区内に遺跡があるんだ」「つくば市にはたくさんの遺跡があるなんて驚き」などの声が聞かれました。その後,児童のみなさんは勾玉づくりを行いました。ヤスリや石で懸命に形を整え,思い思いの形に仕上げていました。出来上がった勾玉にひもを通すと,とても嬉しそうでした。
 
みんなでクイズに挑戦! きれいな勾玉になるかな?
 


「瓜連・歴史を学ぶ会」のみなさんが見学に訪れました。 2016.11


11月16日(水)に「瓜連・歴史を学ぶ会」のみなさんが下大賀遺跡の見学に訪れました。室内で調査員が遺跡の概要や遺物について説明をすると,一つ一つに遺物をじっくりと観察され,「この土器はどこでつくられたのですか?」「釉の原料は何ですか?」など,たくさん質問されていました。外では,古墳時代や平安時代の竪穴建物跡を中心に見学されました。建物の大きさや柱穴の深さを実際に見て,驚いている方もいらっしゃいました。
 
遺物の説明を聞く会のみなさん 竪穴建物跡を見学する会のみなさん
 


見て ふれて 楽しい考古学 −2016 茨城県教育財団調査遺跡紹介展−の開催について 2016.11


茨城県立図書館と茨城県立歴史館において,茨城県教育財団調査遺跡紹介展を開催します。
この紹介展は,平成26・27年度に発掘調査を行い,現在,整理作業を進めている5つの遺跡の成果の一部を一般の方々に公開するものです。
詳しくは,下記のチラシPDFをご参照ください。たくさんの方々のご来場をお待ちしています。
 
チラシ(PDF)
 


つくば市春日交流センターのみなさんが遺跡見学を行いました。 2016.11


11月14日(月),つくば市春日交流センターのみなさん28人が,講座の一環として東田中遺跡の見学に訪れました。見学されたみなさんは,縄文土器を加工した錘(おもり)や石の鏃(やじり)などの説明を興味深く聞き,じっくりと観察されていました。また,発掘現場では,土の色や硬さを確かめながら掘り込む作業を見学され,「このような作業で土器が出てくるんですね。」「4000年以上前に,ここに住んでいた人がいたんですね。びっくりです。」などの感想を聞くことができました。郷土の歴史や考古学に興味のある方,遺跡の様子を見学されたい方は,当ホームページの「各種申請」よりダウンロードして申し込みをしてください。お待ちしております。
 
小さな錘をじっくり見ていただきました 発掘現場の見学も興味津々でした
 


下大賀遺跡(那珂市瓜連)で茨城県立常陸大宮高等学校2年生が発掘体験活動を行いました。 2016.11


11月4日(金),茨城県立常陸大宮高等学校2年1組のみなさんが発掘体験活動に訪れました。調査中の竪穴建物跡の様子を興味深く観察し,10mを超える竪穴建物跡の大きさや,竪穴建物跡の柱穴の深さに驚いていました。各時代の特徴的な遺物を間近に見学し,調査員の話を熱心に聞きながら,昔の人々の生活を想像されていました。古代の竪穴建物跡の発掘体験活動では,小さなシャベルで掘り込み作業を行いました。土器の破片を見つけた生徒たちは,とてもうれしそうに調査員に報告してくれました。あっという間の発掘体験活動でしたが,考古学の一端に触れて,充実した学習になったと思います。今日の体験をきっかけに郷土の歴史に興味をもち,文化財を大切に守っていこうとする気持ちがさらに強くなることを期待しています。
 
さあ 発掘調査開始! 掘り込む速さは,さすが高校生!
 


下大賀遺跡(那珂市瓜連)で茨城キリスト教大学一般公開講座のみなさんが遺跡見学を行いました。 2016.11


10月18日(火)に茨城キリスト教大学一般公開講座に参加しているみなさんが遺跡見学に訪れました。多くの方が出土土器についての説明を熱心に聞き,興味深く観察をされていました。また,調査が始まったばかりの遺構で調査手順についての説明を聞いたり,昨年度の調査区内の方形周溝墓などを見学されました。地域の歴史や文化財に親しむ一時となったことでしょう。
 
遺構・調査手順の説明を熱心に聞く参加者のみなさん 手が届くぐらいの近さで遺物の見学
 


下河原崎高山古墳群(つくば市下河原崎)で現地説明会を開催しました。 2016.10


10月8日(土)に下河原崎高山古墳群の現地説明会を開催しました。曇天にもかかわらず,約520名の方々にご参加いただきました。参加者のみなさんは,調査員による第5号墳(前方後円墳)の解説,第18号墳(方墳)の解説,古墳のガイダンスと出土遺物の解説の各コーナーを巡りながら,1400年前の郷土の歴史について関心を深められている様子でした。第5号墳の埋葬施設の見学では,確認された箱式石棺を真上から見ることのできる特設の足場から,長き眠りから覚めた古墳時代の人々をじっくりと観察することができ,見学の皆様に大変に喜ばれました。石棺の中の青緑色の銅鋺や赤茶けた鉄刀の説明には,多くの方が興味を持たれ,埋葬された人はどのような立場の人だったのか,なぜ,たくさんの人骨が埋葬されているのか,銅鋺はどのように使われたのかなど,調査員を悩ませるような鋭い質問や意見が寄せられていました。午前中の短い時間でしたが,数多くの方々が地域の歴史や文化財に興味を持たれ,じっくりと親しまれた現地説明となりました。
 
熱心に遺物の説明に耳を傾ける参加者たち 特設の足場からの埋葬施設見学
 
現地説明会資料(PDF)
 


下河原崎高山古墳群(つくば市下河原崎)でつくば市立高山中学校全生徒と,つくば市立島名・真瀬小学校6年生のみなさんが遺跡見学を行いました。 2016.10


10月4日(火)につくば市立高山中学校全生徒と,つくば市立島名・真瀬小学校6年生の約360人が遺跡見学に訪れました。下河原崎高山古墳群の第5号墳(前方後円墳)と第18号墳(方墳)の調査の様子を間近に見ることができ,特に,第5号墳の墳丘の盛土や周囲にめぐらされた溝の大きさに驚いていました。また,多数の人骨や銅鋺,鉄刀が出土した埋葬施設の見学では,1400年の眠りから覚めた郷土の古墳時代の人々に思いを寄せている様子が窺えました。しっかりと調査員の解説を聞き,埋葬された人々の性別や年齢,副葬品の銅鋺の使い方などについて,たくさんの質問が寄せられました。さらに,発掘調査の現場で働く人々の様子を見聞きし,いろいろな職業があることに気付いた生徒も見受けられました。これからも郷土の歴史に関心を持ち,将来,考古学に携わるような方が現れることを心待ちにしています。
 
墳丘盛土を間近に見る児童たち じっくりと埋葬施設を観察する生徒たち
 


東田中遺跡と埋蔵文化財整理センターで「どきどき体験!」 2016.8


7月26日(火)から7月28日(木)までの3日間,県立中央青年の家が主催する『どきどき体験!〜縄文時代へタイムワープ〜』があり,県内の小学5・6年生46名が発掘調査・整理作業の体験学習を行いました。
発掘体験は,石岡市の東田中遺跡において,掘り込み作業を行いました。土器の破片が出土して喜ぶ児童や,出土した縄文土器片の文様をじっくり観察する児童もおり,タイムワープしてむかしの人々の生活に触れることができました。
整理作業は,城里町北方の埋蔵文化財整理センターにおいて行いました。児童達は,土器片の接合作業,土器の文様を紙に写し取る拓本作り,土器の写真撮影などを体験し,時間を忘れるほど夢中になって取り組んでいました。
初めて行った数々の体験は,夏休みのすばらしい思い出の一つになったことでしょう。
 
調査の仕方をしっかり聞く児童達 どんな土器が出てくるかな?
 
土器の文様がしっかり写し取れました どの破片と接合するかな
 


瑞龍遺跡(常陸太田市瑞龍町)で常陸太田市立誉田小学校5・6年生のみなさんが遺跡見学を行いました。 2016.8


7月15日(金)に常陸太田市立誉田小学校の5・6年生のみなさんが遺跡見学に訪れました。多くの児童が出土土器の説明を関心もって聞いていました。普段,教科書でしか目にしない土器を目の前にして,とてもうれしそうでした。また,縄文時代や平安時代の竪穴建物跡を興味深く見ている姿が印象的でした。生きた教材として,郷土の身近な歴史に思いをはせていたようです。
 
遺物の説明を聞いているところ 遺構の説明を聞いているところ
 


瑞龍遺跡(常陸太田市瑞龍町)で現地説明会を開催しました。 2016.7


7月9日(土)に瑞龍遺跡の現地説明会を開催しました。雨の日にもかかわらず100名の方々にご参加いただきました。参加者のみなさんは,調査員が遺跡の概要や出土した遺物について説明するのを熱心に聞かれていました。新聞に掲載された東海地方から搬入された須恵器等の遺物を,手が届くほどの近さでゆっくりとご覧いただきました。雨の中でしたが,地域の歴史や文化財に親しむひと時となりました。
 
遺物についての説明の様子 遺構についての説明の様子
 
現地説明会資料(PDF)
 


瑞龍遺跡(常陸太田市瑞龍町)で常陸太田市立瑞竜中学校1年生のみなさんが遺跡見学・発掘体験を行いました。  2016.7


7月12日(火)に常陸太田市立瑞竜中学校の1年生のみなさんが遺跡見学,発掘体験に訪れました。多くの生徒が出土土器の説明を真剣な態度で聞き,興味深く観察されていました。発掘体験では,縄文時代後期の土器に触れ,「やった!」という歓声があがり,普段できない体験で生徒の顔は笑顔でいっぱいでした。今日の体験をきっかけに郷土の歴史,茨城県の歴史に興味をもち,文化財を大切に守っていこうという気持ちが芽生えたり,さらに強くなったりすることを期待しています。
 
遺構についての説明を聞く様子 発掘体験の様子
 


見川塚畑遺跡(水戸市見川)で現地説明会を開催しました。 2016.7


7月3日(日)に見川塚畑遺跡の現地説明会を開催しました。暑い日にもかかわらず300名を超える多くの方々にご参加いただきました。調査員が発掘調査の過程や遺跡の概要,出土した遺物について説明するのを,真剣に聞いていただきました。また,参加者からは,「説明が分かりやすかった」「土山の上からの眺めがよかった」等温かいお言葉をいただきました。地域の歴史や文化財を身近に感じていただくことができたと思います。
 
開会式の様子 遺構についての説明
 
調査過程の説明 遺物についての説明
 
現地説明会資料(PDF)


見川塚畑遺跡(水戸市見川)で茨城県立歴史館解説員のみなさんが遺跡見学 2016.6


6月2日(木)に茨城県立歴史館展示解説員の皆さんが遺跡見学に訪れました。見学されたみなさんは,調査員から遺跡の概要や遺構について説明を聞き,やや丸い形をした竪穴建物跡や柱穴の深さを興味深く見ていました。また,短い時間でしたが発掘調査の体験も行うことができました。掘り込み調査を進めると,所々で土器が出土し,驚きの声があがりました。
 
高い所から遺跡を眺める皆さん 出土した土器にびっくり
 


見川塚畑遺跡(水戸市見川)でNHKカルチャー水戸「もっと知りたい ふるさと茨城」講座受講のみなさんが遺跡見学 2016.6


6月17日(金)にNHKカルチャー水戸「もっと知りたい ふるさと茨城」講座を受講されているみなさんが遺跡見学に訪れました。弥生土器が出土した竪穴建物跡を案内すると,受講された皆さんは興味深く観察していました。また,土器を間近で見ると,その文様にとても驚かれる方もいました。
発掘調査の方法やふるさと茨城の遺跡を深く知っていただく,よい機会になったことと思います。
 
土器が出土した状況を聞く皆さん 弥生土器のきれいな文様に興味津々
 


見川塚畑遺跡(水戸市見川)で水戸市立見川小学校6年生のみなさんが発掘体験 2016.6


6月24日(金)に水戸市立見川小学校6年生のみなさんが発掘体験に訪れました。弥生土器の特徴など茨城県特有のものがあることを説明すると驚きの声が上がり,興味深く観察する6年生もいました。また,実際に発掘体験をした際には,出土した弥生土器に触れ,「1800年前に使っていたものに触れられた」と喜びの声も上がっていました。今日の体験をきっかけに茨城県の歴史について興味をもってもらえたら幸いです。
 
真剣に説明を聞く6年生 夢中で発掘体験する6年生
 


見川塚畑遺跡(水戸市見川)で「住みよい見川をつくる会」のみなさんが発掘体験 2016.5


5月18日(水)に「住みよい見川をつくる会」の皆様が発掘体験に訪れました。調査員が遺跡の概要や遺構について説明をした後,竪穴建物跡の掘り込みを行いました。掘り込み中に土器片が出土すると歓声があがり,楽しく発掘を行うことができました。発掘調査の方法や地域の遺跡を知っていただく,よい機会になったことと思います。
 
遺構の説明を聞く会の皆さん 竪穴建物跡の掘り込みをする会の皆さん
 


埋蔵文化財整理センターが城里町に移転しました。 2016.4.1


平成28年4月1日から、公益財団法人茨城県教育財団の埋蔵文化財整理センターが,城里町の旧北方小学校に新設される茨城県埋蔵文化財センター いせきぴあ茨城(7月開館) へ移転しました。
当センターでは,発掘調査で確認した住居跡などの図面や写真の整理作業や,出土した土器などの接合・復元・実測作業などを行い,遺跡の報告書を作成します。
今年度は,坂東市の埃倉遺跡・埃倉西遺跡・鐘打東遺跡,常総市の築地遺跡・六方遺跡,五霞町の釈迦新田遺跡,鉾田市の吉十北遺跡・勘十郎堀跡,小美玉市の殿畠遺跡,大洗町の行人塚古墳・髭釜遺跡,ひたちなか市の宮後遺跡,土浦市の五蔵遺跡,鹿嶋市の宮中野古墳群の計9市町村の14遺跡について,作業を開始しました。
お近くにお越しの際は,見学に立ち寄って下さい。

<連絡先>
公益財団法人茨城県教育財団 埋蔵文化財整理センター
 〒311-4325
 茨城県東茨城郡城里町北方1481
 茨城県埋蔵文化財センター いせきぴあ茨城 内
 TEL:029-289-2002 FAX:029-289-2008 Mail:seiri.center@maibun.ibk.ed.jp
 
新しい埋蔵文化財整理センター
(後ろの森には頓化原古墳があります)
 

 

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