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つくば島名事務所

〒300-2655 つくば市島名1721番地
TEL ・FAX 029-847-6121
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
島名熊の山遺跡 平成17年4月〜平成18年3月 古墳時代,奈良時代,平安時代,中世,近世 竪穴住居跡,掘立柱建物跡,古墳,土坑,井戸跡,地下式壙,溝跡,堀跡,水田跡,杭列,柵跡など 土師器,須恵器,土師質土器,土製品,石製品,金属製品,漆器,木製品,建物部材,杭など
島名前野東遺跡 平成17年8月 古墳時代 竪穴住居跡,土坑,溝跡,井戸跡 土師器
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

島名熊の山遺跡 (しまなくまのやまいせき)


平成18年1月から3月までの調査状況

 
熊の山遺跡南部(16区)の西側部分の調査が大詰めを迎えました。現在の調査では,中世の終わりから近世のはじめ(16・17世紀頃)の堀跡や溝跡・井戸跡・墓壙などが多数確認されています。本年度前半に調査を行った結果,古墳時代中期(5世紀頃)から平安時代(9・10世紀頃)の集落跡が確認された16区東側部分とは大きく様子が異なっています。時代によって生活の場や土地利用の仕方が,変化していったことが明らかになりました。

 
近世初期の井戸の断面です。井戸枠の外側
に黒土を平らに積んだ様子がうかがえます。
16区の南側斜面では中世の五輪塔や
宝篋印塔などの供養塔が見つかりました。

平成17年11月から12月までの調査状況

 
熊の山遺跡南東部(12区)と西部(15区)の調査が終了しました。12区の調査は,当遺跡では初めての低地の調査となりました。平安時代(1100年ほど前)の住居跡とともに,中世後半(400年ほど前)の水田跡を確認しました。15区の調査では,大形の住居跡を含む古墳時代後期(1400年ほど前)の集落が広がっていたことが明らかになりました。現在は,熊の山遺跡南部(16区)の調査と,15区西部の表土除去作業を進めています。
 
熊の山遺跡で初めての低地の調査風景です。
地面からわき出る水との戦いです。
水田に水を引くための施設が見つかりました。
杭や建物の廃材を利用しています。
調査が終了した西部(15区)の様子です。
大形の住居跡がみられました。
西部(15区)の古墳時代後期の住居跡の
竈の調査をしています。

平成17年9月から10月までの調査状況

 
熊の山遺跡南東部(12区)の調査が終了しました。古墳の一部と考えられる溝跡,平安時代(今から1200年ほど前)を中心とする住居跡,掘立柱建物跡や,中世(700年ほど前)の堀跡や溝跡,地下式壙などが確認され,長期間にわたる土地利用の様子をうかがい知ることができます。西部(15区)の調査も始まり,古墳時代後期(1400年ほど前)の住居跡が多数確認されています。

 
遺跡の東側上空からみた
遺跡南東部(12区)全景です。
遺跡西部(15区)の古墳時代後期の
住居跡からたくさんの土器がまとまって
出土しました。

平成17年7月から8月までの調査状況

 
熊の山遺跡16区の調査が終了しました。遺跡南部の16区では,古墳時代中期(5世紀頃)から平安時代(9,10世紀頃)の住居跡と掘立柱建物跡や,中世(14世紀頃)の堀跡と地下式壙が重なり合って確認され,長期間にわたって人々の生活の場であったことが明らかになりました。熊の山遺跡中央部の4区と南東部12区の調査も,開通したつくばエクスプレスを間近に見ながら、現在終盤を迎えています。

 
遺跡の西側上空からみた
南部(16区)の全景です。
南部(16区)の古墳時代後期の
住居跡からたくさんの土器が出土しました。
中央部(4区)の住居跡から甕が
竈にかけられたままの状態で出土しました。
つくばエクスプレスを背後に南東部(12区)
では住居跡を掘り進めています。

平成17年6月の調査状況

 
熊の山遺跡南部16区の調査が大詰めに向かっています。古墳時代中期(今から1600年ほど前)から平安時代(1100年ほど前)の住居跡が重なり合い,集落が長期間にわたって継続していた様子が明らかになってきました。遺跡南東部の12区では,複雑に掘り巡らされた堀や溝を中心に本格的な調査が始まりました。
 
住居跡から出土した遺物を記録しています。
壁と柱の間に溝を持つ古墳時代後期の
大形の住居跡が確認されました。
複雑に掘り巡らされた堀や溝を中心に
12区の調査を進めています。
堀の中にすてられた、馬の骨も
確認されました

平成17年4月から5月までの調査状況

 
平成7年度から継続している島名熊の山遺跡の今年度の発掘調査が4月7日から始まりました。現在は遺跡の南部で,古墳(こふん)時代から平安時代にかけての竪穴住居跡や掘立柱建物跡と,中世の堀跡を調査しています。特に中世の堀跡は,上幅約5.5m,下幅約0.5m,深さ約2.0mで規模の大きなものです。堀跡からは中世の土師質(はじしつ)土器が出土しています。また,遺跡の南東部でも調査の準備が始まっています。
 
竪穴住居跡を掘り進めています。
規模の大きな中世の堀跡が、
南北に伸びていることが分かりました。
 

島名前野東遺跡(しまなまえのひがしいせき)


平成17年8月の調査状況

 
島名前野東遺跡は、昨年度までに古墳時代中期(5世紀頃)から奈良時代(8世紀頃)を中心とする集落跡と,中世(14世紀頃)の館跡と考えられる掘立柱建物跡,堀跡などが確認されています。今年度は,遺跡南東部の調査を実施しました。今回の調査でも,古墳時代の住居跡,土坑などが確認され,集落の広がりが明らかになりました。

 
前野東遺跡の調査が終了した状況です。
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