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下妻事務所

〒304-0044 下妻市柳原808-1番地
TEL ・FAX 0296-43-6222
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
大堀東遺跡 平成17年10月〜平成18年3月 平安時代,近世 竪穴住居跡,溝,土抗,井戸跡,柵列,ピット群,旧河道,不明遺構
土師器,須恵器,灰釉陶器,陶器,磁器,五輪塔
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

大堀東遺跡 (おおぼりひがしいせき)


平成18年1月〜3月の調査状況

 
調査区の北部から中央部にかけて旧河道と思われる遺構が見つかりました。また,旧河道の近くには水を排水したり取り入れたりすると考えられる遺構(掲載写真右)や溝跡が見つかっています。このことから,当時の人々が水をたくみに利用していた様子がうかがえます。
 
住居跡から甕などの遺物が
見つかっています。
五輪塔の部材を再利用した水路跡
でしょうか? 中は空洞です。

平成17年11月〜12月の調査状況

 
東側に位置する溝の調査中に,砂で覆われた層の中から住居跡が2軒見つかりました。その砂の層は大きく3層に分けられ,それぞれの層から住居跡が確認されました。各住居跡から出土した土器は,時期差があまり見られません。そのことから短期間のうちに洪水等で埋まり,水が引いた後にまた住居が造られ,洪水等で再び埋まるということが繰り返されたと予想されます。
 
川沿いに遺構が広がっています。
層ごとに掘り下げて遺構を確認しています。

平成17年10月の調査状況

 
大堀東遺跡は,下妻市の南東部を流れる小貝川右岸の河川敷に位置しています。昨年に引き続き今年度は,河川の近くを調査しています。現在,全調査区の約3分の1の表土除去を終え,竪穴住居跡31軒,溝跡1条,土坑約30基が確認されています。ここでは,竪穴住居跡等はローム層ではなく粘土層を掘り込んでつくられており,他の地域とは様相が異なります。これから調査が進めば,さらに多くの発見が期待できるでしょう。

 
住居跡や土坑,溝跡などを調査しています。
平安時代の住居跡から土師器と
呼ばれる土器が見つかりました。

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