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石岡下林事務所

〒315-0131 石岡市下林731−1
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
宿畑遺跡 平成18年6月〜平成18年11月 縄文時代,古墳時代,奈良時代,平安時代 陥し穴,竪穴住居跡,溝跡,土坑 石鏃,石製模造品,土師器,須恵器,灰釉陶器,陶磁器,瓦,?,羽口
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

宿畑遺跡(しゅくはたいせき)


平成18年11月の調査状況

 
11月22日(水)をもって調査を終了しました。調査の結果,竪穴住居跡56軒,陥し穴2基,土坑140基,溝跡2条が確認されました。竪穴住居跡の時期は,出土した土器などから,主に古墳時代後期と平安時代で,断続的に集落が形成されていたことが分かりました。また,縄文時代の陥し穴や石鏃が発見されていることから,縄文時代は狩猟場であったことが分かりました。
 
掘り終わった住居跡の様子です。
終了時の全景の様子です。

平成18年10月の調査状況

 
かまどを持った竪穴住居跡から,炉が確認されました。炉は床面を掘りくぼめて構築され,周囲を砂質粘土で構築されていました。この住居跡からは,椀状滓(わんじょうさい)や刀子(とうす),灯明皿(とうみょうざら),砥石(といし)などが出土しており,工房をかねた竪穴住居の可能性が考えられます。現在は湿地帯の調査に入りました。井桁状にトレンチをいれて掘り下げています。
 
住居内で炉が確認されました。
湿地帯の調査を行っています。

平成18年8月の調査状況

 
平成18年6月から調査をはじめ,遺構確認で,縄文時代の陥し穴2基,古墳時代,奈良時代,平安時代の竪穴住居跡51軒,土坑199基,溝跡7条を確認しました。現在は,遺構の掘り込み作業も進み,竪穴住居跡から8〜9世紀の土器が多数出土しています。また,住居跡の竈周辺からは瓦片等が出土しており,竈(かまど)の補強に使われていたものと思われます。
 
住居跡から土器が出土しています。
竈の周辺から瓦片が出土しています。

平成18年6月の調査状況

 
調査が6月から始まりました。南西に筑波山が見える見晴らしのよい台地に遺跡があります。ここからは,土師器や須恵器など奈良時代から平安時代を中心とする土器が見つかりきました。現在は,重機を使って表面を取り除いています。これから本格的な発掘調査に入り,遺跡の性格も分かってくると思います。
 
調査前の風景です。
遺構確認をしています。 
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