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真壁事務所

〒300-4406 桜川市真壁町山尾768-2
TEL 090-3066-1701
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
北田遺跡 平成19年11月〜平成19年12月 縄文時代,古墳時代,平安時代,中世 竪穴住居跡,土坑,道路跡,流路跡 縄文土器,土師器,石製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

北田遺跡 (きただいせき)


平成19年11月の調査状況

 
当遺跡は,筑波山の西側,桜川左岸の標高44〜46mの台地上に立地しています。当遺跡の北側には,国指定史跡真壁城跡が位置しています。現在までに確認された遺構は,竪穴住居跡12軒(縄文時代6軒,古墳時代6軒),土坑9基,道路跡1条(中世),流路跡1条です。当遺跡は平成13年度にも調査され,今回はそれに隣接するF区(中央部西側)とG区(道路下)の調査をしています。F区は,縄文時代の遺物包含層と予想して調査を開始しましたが,地表面から1m以上掘り込んだところ,縄文時代の竪穴住居跡が確認できました。その中の3軒は,石で囲まれた炉が確認できました。時期は,出土した遺物から約4500年前の縄文時代中期と考えられます。また,G区では古墳時代の竪穴住居跡から,炊き口部の補強材として石が使われている竈が確認できました。真壁は石の産地として有名ですが,何千年も前から石が利用されていたことは,当時から石の産地であったことを物語っています。
 
第25号住居跡の石で囲まれた炉
石で補強された竈
 

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