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阿見吉原事務所

〒300-1155 稲敷郡阿見町吉原字赤太郎3717番地

TEL.FAX 029-889-9456

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
赤太郎遺跡
平成22年4月〜 古墳時代 竪穴住居跡,土坑,溝跡 土師器,石製品
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

赤太郎遺跡(あかたろういせき)[ご案内マップ]


平成22年7月の調査状況

当遺跡の発掘調査は7月で終了し、古墳時代中期の竪穴住居跡12軒をはじめ、縄文時代の陥し穴3基、時期不明の土坑125基と井戸跡1基を確認しました。古墳時代の竪穴住居跡は、7軒で焼けた痕跡が確認できたほか、大半の竪穴住居が意図的に埋め戻されていました。さらに、埋め戻された土の中から石製模造品が8点出土した第5号住居跡、炭化米や炭化種子が出土した第4号住居跡など、廃絶に伴うと考えられる祭祀行為の一端を垣間見ることができました。また、7月24日(土)の午後に一般公開を開催しました。非常に暑い日でしたが、阿見町内の方をはじめ、120人を超える方々が参加してくださいました。特に、当遺跡周辺の地域の方や小学生と保護者の方がたくさん来跡し、古代の阿見町域の歴史に触れていただきました。9mを超える竪穴住居跡に驚く方や、ほぼ完形の土器に触れて感動する方、石製模造品の形に魅力を感じた方など、大盛況でした。

 
住居跡から出土した土器を図化するスタッフ
東から見た赤太郎遺跡遠景
出土した完形の土器に驚く参加者
本物の土器に小学生も興味津々
 

稲敷郡阿見町立吉原小学校の発掘体験学習が実施されました。

6月17日(木)、稲敷郡阿見町立吉原小学校の6年生児童22人と引率の先生2人が、発掘体験学習に訪れました。当日は蒸し暑い日でしたが、児童たちは元気に約30分間の体験学習に取り組みました。土器の破片を見つけて感動する児童もたくさんいました。また、調査が終了した竪穴住居の中に入り、床の固さに驚く児童や、赤く焼けた炉をじっくり観察する児童、柱穴の深さに驚く児童など、古代の息吹を肌で感じ取っていました。

発掘体験学習は、学校の歴史授業の一環として、また、歴史に興味を持たれている方、さらには、ご家族での参加も可能です。詳細は、当事務所、または当財団企画管理課へお問い合わせ下さい。お待ちしております。

 
暑いけど、頑張って土器を見つけるぞ〜
竪穴住居の床って、こんなに固いんだね!
 

稲敷郡阿見町立吉原小学校の発掘体験学習が実施されました。

5月18日(火)、行方市立現原小学校の6年生児童14人と引率の先生2人が、発掘体験学習に訪れました。まず、発掘調査の手順や、赤太郎遺跡の概要、当時の人々の生活の様子を、出土した土器やパネルなどの資料をもとに話をしました。その際、当時使われていた土器や、石で作ったアクセサリーなどを目にした児童たちからは、「大きい土器だね」、「どうやって石から作ったの?」という声が聞かれました。体験学習は、古墳時代の竪穴住居跡の掘り込みを行いました。「小さな土器が出た!」、「私も出た!」など、自分の手で掘り当てた遺物に、感動もひとしおの発掘体験でした。

 
これが土器なの!?初めて見たよ!
遺物がたくさん見つかるといいな〜
 

阿見吉原事務所(赤太郎遺跡)発掘調査遺跡一般公開のお知らせ

阿見吉原土地区画整理事業に伴い、今年度の4月から調査している赤太郎遺跡の一般公開を開催します。当遺跡では、古墳時代中期の集落跡を確認しています。 古代の生活のようすを感じ取っていただければ幸いです。皆様のご来場をお待ちしております。

1.日時
平成22年7月24日(土)
午後2時30分公開・説明開始
(午後4時終了予定)
2.場所
赤太郎遺跡
稲敷郡阿見町吉原字赤太郎3717番地
※駐車場「ご案内マップ
3.調査の概要
当遺跡は、阿見町南部を流れる桂川左岸の標高約23mの台地上に所在しています。調査面積8,889mを対象に、平成22年4月から7月下旬まで調査を行っています。これまでの調査で,古墳時代中期の竪穴住居跡12軒をはじめ、井戸跡1基、土坑154基、溝跡1条など多数の遺構を確認しました。今回確認した竪穴住居跡は、平場を囲むかのように点在し、集落が形成されています。現在調査中ではありますが、竪穴住居跡12軒のうち7軒が意図的に焼かれており、住居廃絶に伴う祭祀行為の一端を垣間見ることができます。出土遺物では,土師器の高坏・坩や石製模造品の剣形品・双孔円板、臼玉などの祭祀にかかわる遺物や、炭化した米や種子などがあります。 当遺跡の調査成果は、古墳時代中期の集落形態を考える上で貴重な資料になるものと考えられます。
4.お問い合わせ
財団法人茨城県教育財団
企画管理課TEL:029-225-6587
阿見吉原事務所TEL:029-889-9456
5.その他
 
 
多量の土器が出土した住居跡
一辺が9mを超える住居跡
 

平成22年4月の調査状況

4月中旬から当遺跡の調査を開始しました。遺跡は,阿見町の南部を流れる桂川の北側に広がる台地上にあります。調査開始時に調査区の表土の深さを確認する作業を行い,現在は重機を使って遺構が確認できる面まで掘り下げています。これまでに確認した主な遺構は竪穴住居跡4軒で,長軸が8mほどと大形です。出土している土器片は,古墳時代の土師器がほとんどです。6月上旬まで表土除去作業と遺構確認を行います。遺跡の詳細については,今後お知らせしていきます。



 
表土除去作業を指揮する調査員
竪穴住居跡の確認作業をするスタッフ
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