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大子事務所

〒319-3525 久慈郡大子町大字南田気字橋元360-2番地ほか

TEL.FAX 0295-72-4770

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
橋元遺跡 平成22年7月〜9月 縄文時代〜平安時代 竪穴住居跡、土坑溝跡

縄文土器、土師器、須恵器、土製品、石器

*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

橋元遺跡(はしもといせき)[ご案内マップ]


9月で調査が終了しました。

7月から始まった調査も9月で終了しました。縄文時代から中世までの遺構を確認しました。竪穴住居跡20軒、鍛冶工房跡1軒、方形竪穴遺構7基、掘立柱建物跡1棟、土坑104基、溝跡1条、ピット群1か所です。特に平安時代の住居跡は、煙道の長い竈が多く見られ、出土遺物とあわせて東北地方や栃木県北東部との関連が窺えます。主な出土遺物は、土師器の坏・高台付椀・甕・小皿、須恵器の甕、灰釉陶器の長頸瓶、土製品の管状土錘、鉄製品の刀子・鎌、石器の石皿・磨石・石錘などです。9月18日(土)には、遺跡見学会を開催しました。おかげ様で地域の方々を中心に89名の参加者があり、当遺跡の調査成果をご覧いただくことができました。
 
平安時代の住居跡は…
この甕で煮炊きをしたのでしょうか?
中世とみられる掘立柱建物跡(畳約39畳分の広さです)
左の柱穴の一つ(石で柱が沈み込むのを防いだとみられます)
鍛冶工房跡(中央の小さな丸い窪みが鍛冶炉です)
調査区を空からみるとこのように見えます
 

平成22年7月の調査状況

今月から橋元遺跡の調査を開始しました。この調査は一般国道118号袋田バイパス工事に伴うものです。調査面積は4,105m2で、遺跡は大子町中央部を流れる久慈川右岸の標高93mほどの河岸段丘上に位置しています。 遺構確認の結果、縄文時代の住居跡1軒や平安時代の住居跡25軒のほか、土坑や溝跡などを確認しました。9月中には調査が終了する予定です。

 
調査区遠景(中央が調査区)
遺構確認をするスタッフ
 

橋元遺跡に大子町立袋田小学校の6年生が体験学習に訪れました。

7月16日(金)に大子町立袋田小学校の6年生18名が体験学習に訪れました。梅雨空を吹き飛ばすような、元気の良い挨拶と共に体験学習がスタートしました。児童たちは、担当調査員の説明を聞いた後、5グループに分かれて住居跡の調査を開始しました。固い土に苦戦しながらも、遺物が出てくると、「これは土器ですか?」などと調査員に質問し、興味津々の様子でした。 これを機会に、考古学に興味をもってもらえるといいと思います。

 
「これは土器ですか?」
先生方も夢中です。
 
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