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城里北事務所

〒311-4303 城里町石塚1585-2番地

TEL.FAX 029-228-6577

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
藤前遺跡 平成22年7月〜平成22年8月 奈良、平安 竪穴住居跡、掘立柱建物跡、溝跡、土坑、ピット群

土師器坏、須恵器坏、紡錘車

*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

藤前遺跡(ふじまえいせき)[ご案内マップ]


平成22年8月の調査状況

7月から始まった調査も終了を迎えました。今回の調査では、奈良・平安時代の竪穴住居跡14軒、掘立柱建物跡4棟、井戸跡1基、土坑18基、ピット群4か所、中世の堀跡1条などを確認しました。調査区域外の西部には石塚城跡が存在し、堀跡は城の区画のためのものと考えられます。遺物は土師器の坏、甕、須恵器の坏、甕、土製紡錘車、管状土錘のほか、鉄製の刀子や紡錘車などが出土しました。藤前遺跡は、奈良時代から平安時代に集落が形成されました。その後、中世には石塚城域の一部として機能していたと考えられます。

 
壁柱穴が確認された住居跡
遺跡全景南西方向から
 

平成22年7月の調査状況

一般国道123号線道路改良に伴う発掘調査で、調査面積は2,228m2です。奈良・平安時代の竪穴住居跡13軒の他、掘立柱建物跡3棟、溝跡1条、土坑約50基、ピット群3か所を確認しました。当遺跡は、城里町の東部、那珂川右岸の標高約46mの河岸段丘上に位置し、集落を形成するのに適した場所と考えられます。調査を進めるにつれ、当時の人々が日常生活に使ったと考えられる土師器の坏や須恵器の坏、甕、紡錘車などが出土しました。今後の調査が楽しみです。

 
約1000年前の土器が住居跡から出土しました。
竪穴住居跡に柱の穴や竈の跡が確認できます。
 
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