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稲敷事務所

〒300-0614 稲敷師清水839番地

TEL・FAX 0299-79-3850

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
神屋遺跡 平成23年4月〜8月 古墳時代・奈良時代・平安時代・中世・近世 竪穴住居跡,道路跡,土坑,溝跡

土師器,須恵器,陶器,土製品,金属製品

*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

神屋遺跡(かみやいせき)[ご案内マップ]

平成23年8月の調査状況。

  4月から始まった調査も8月末日で終了しました。これまでの調査で,竪穴住居跡16軒(古墳・平安時代)の他,古墳1基,道路跡2条,陥し穴3基,墓坑1基,土坑249基,溝跡9条,埋没谷2か所が確認でき,縄文時代から近世までの複合遺跡であることがわかりました。平安時代の土坑から出土した鉄柄付銅製火熨斗は,平安時代のものとしては県内初,全国でも8例目となる遺物で,大変注目されるものです。8月6日に行った現地説明会では,200名以上の見学者が訪れ,遺跡の説明を熱心に聞いていました。
 
鉄柄付銅製火熨斗の出土状況
平安時代の住居の説明を聞く参加者
 

稲敷事務所(神屋遺跡・清水古墳群)発掘調査現地説明会のお知らせ

  一般国道468号首都圏中央連絡自動車道新設事業に伴い,平成22年1・2月に調査した清水古墳群と平成23年4月から調査している神屋遺跡の現地説明会を開催します。当遺跡では,縄文時代,古墳時代,平安時代,中・近世の遺構を確認しました。現地において,確認した遺構と出土遺物を紹介しますので,皆様のご来場をお待ちしております。
 
1日時
平成23年8月6日(土) 午前10時30分公開・説明開始(正午 終了予定)
2場所 神屋遺跡 稲敷市椎塚1656番地ほか
3調査の概要 両遺跡は,稲敷市の中央部を流れる小野川右岸の神宮寺台地の南部に位置し,樹枝状に入り込んだ利根川水系の谷津に挟まれた標高約27mの舌状台地に立地しています。谷津を挟んだ反対側には, 薬師後遺跡をはじめ,古墳時代から平安時代にかけての大集落が確認されています。  

今回の調査は, 清水古墳群が793㎡を対象に平成23年1月から2月まで実施し, 神屋遺跡が3,523㎡を対象に平成23年4月から8月までの予定で実施しています。神屋遺跡では,古墳時代中期と平安時代前期を中心とする住居跡16軒のほか, 縄文時代の陥し穴, 古墳の周溝,近世の道路跡など多数の遺構を確認しました。特に,平安時代の遺構から県内で初めて銅製の火熨斗が出土しました。清水古墳群では,中世の地下式坑から古銭がまとまって緡(さし)銭の状態で出土しました。
4問い合わせ先 財団法人茨城県教育財団
企画管理課 TEL 029-225-6587
稲敷事務所 TEL 0299-79-3850
5その他 当日の問い合わせは稲敷事務所にお願いします。小雨決行。
 
「銅製火熨斗」の出土状況
約1,500枚の古銭が出土
 

平成23年6月の調査状況。

   4月から始まった調査も3か月が経ち,現在は,竪穴住居跡,道路跡の調査を中心に作業を進めています。第2号住居跡は,平安時代初め頃(9世紀中頃)のもので,古代の住居跡の典型的な内部構造(竈,主柱穴,出入り口ピット)の他に,壁際と壁外にも柱穴が確認され,竈に付随する施設があったことが想定されます。第1号道路跡では,第1次面の構築土を外したところ,1次面より狭い範囲で新たな硬化面が確認でき,道路幅が拡張されていることがわかりました。
 
第2号住居跡完掘状況
第1号道路跡第2次面確認状況
 

行方市立現原小学校6年生による発掘体験学習の実施。

   5月19日(木)に行方市立現原小学校6年生22名が,発掘体験学習のために来跡されました。児童達は,遺跡や遺物の説明を受けた後,竪穴住居跡と道路跡の掘り込みに挑戦しました。 「大きな遺物がでた!」,「7つも破片が見つかったよ!」と歓声をあげながら熱心に作業に取り組んでいました。この体験を通して,文化財を大切にする気持ちを大きく育てていってほしいと思います。
 
遺構の説明を熱心に聞く児童
竪穴住居跡の掘り込みに挑戦中
 

平成23年6月の調査状況。

   4月から始まった調査も3か月が経ち,現在は,竪穴住居跡,道路跡の調査を中心に作業を進めています。第2号住居跡は,平安時代初め頃(9世紀中頃)のもので,古代の住居跡の典型的な内部構造(竈,主柱穴,出入り口ピット)の他に,壁際と壁外にも柱穴が確認され,竈に付随する施設があったことが想定されます。第1号道路跡では,第1次面の構築土を外したところ,1次面より狭い範囲で新たな硬化面が確認でき,道路幅が拡張されていることがわかりました。
 
第2号住居跡完掘状況
第1号道路跡第2次面確認状況
 

行方市立現原小学校6年生による発掘体験学習の実施。

   5月19日(木)に行方市立現原小学校6年生22名が,発掘体験学習のために来跡されました。児童達は,遺跡や遺物の説明を受けた後,竪穴住居跡と道路跡の掘り込みに挑戦しました。 「大きな遺物がでた!」,「7つも破片が見つかったよ!」と歓声をあげながら熱心に作業に取り組んでいました。この体験を通して,文化財を大切にする気持ちを大きく育てていってほしいと思います。
 
遺構の説明を熱心に聞く児童
竪穴住居跡の掘り込みに挑戦中
 

平成23年4月の調査状況

   神屋遺跡は,平成22年度に調査を実施した清水古墳群に隣接した遺跡で,奈良・平安時代の集落跡が中心の遺跡です。調査期間は4月から8月までの5か月間の予定です。現在,遺構確認が終了し,竪穴住居跡20軒,土坑192基,道路跡2条,溝跡9条,埋没谷2か所などを確認しました。道路跡は,幅約7mです。来月以降に調査を進め,その全容に迫りたいと思います。
 
スタッフによる遺構確認作業
確認した道路跡
 
 
 
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