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水戸五平事務所

 

下遠田遺跡(げどおだいせき 08305-179) [ご案内マップ]

所在地 茨城県水戸市五平町342−1番地ほか
立地 水戸市の南西部,涸沼前川右岸の標高33mの台地上
調査原因 一般県道友部内原線道路改良事業
委託者 茨城県水戸土木事務所
調査期間 2013年4月1日〜5月31日
調査面積 1,487㎡
種類 集落跡
主な時代 古墳時代,室町時代
主な遺構 竪穴建物跡9棟(古墳),堀跡1条(室町),土坑43基,溝1条,ピット群1か所
主な遺物 土師器,須恵器,土師質土器,陶器,磁器,土製品(小玉),石器・石製品(紡錘車・臼玉)
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

調査の成果

古墳時代後期の竪穴建物跡は,一棟の建物のなかで炉からカマドへ作り替えたり,カマドの場所を移動しているものが確認できました。当集落は,煮炊きを行う施設が移り変わる様子を,段階的に知ることができる好資料といえます。また,貯蔵穴から須恵器広口壺と水筒状の容器(提瓶)2点がほぼ完全な形で出土したことも特筆できる成果です。室町時代の堀は,長さが60m以上で,南側へ直角に曲がっていることから,方形に巡っていると推定できます。城館跡の可能性が考えられます。
 
調査区の上空からの写真 調査が終了した様子
   
建物跡のくぼ地に投げ込まれた
たくさんの土器
カマドが移動した様子(写真左から
写真上へ)が確認できた竪穴建物跡
 
貯蔵穴から出土した須恵器広口壺と提瓶 長さ60m以上の堀跡
 

 
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