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東田中遺跡

 
書名ふりがな
ひがしたなかいせきに
書名
東田中遺跡2
副書名かな
いっぱんこくどう6ごうちよだいしおかばいぱす(かすみがうらしいちかわ~いしおかしひがしおおはし)けんせつじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
一般国道6号千代田石岡バイパス(かすみがうら市市川~石岡市東大橋)建設事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
10
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
第434集
著者名
作山智彦 見越広幸
編集・発行機関
公益財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029-225-6587
発行年月日
2019(平成31)年3月18日
遺跡番号
08205-162
遺跡名かな
ひがしたなかいせき
遺跡名
東田中遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんいしおかしひがしたなかあざかいがら833ばんちほか
遺跡所在地
茨城県石岡市東田中字貝柄833番地ほか
遺跡北緯度
36度10分26秒
遺跡東経度
140度18分10秒
遺跡標高
18~20m
調査期間
20140101~20140331/20140701~20150131
調査面積
1,020㎡
調査原因
一般国道6号千代田石岡バイパス(かすみがうら市市川~石岡市東大橋)建設事業に伴う事前調査
種別
集落跡
時代
縄文/江戸以降
遺構と遺物
縄文 斜面貝層1か所,土坑4基,遺物包含層3か所/縄文土器(深鉢・浅鉢・注口土器・蓋・ミニチュア土器・有孔鍔付土器・台形土器・壺形土器),土製品(土器片錘・耳飾り・土製円盤・土器片円盤・匙形土製品・垂飾り),石器(尖頭器・掻器・削器・鏃・打製石斧・磨製石斧・石皿・磨石・敲石・石錘・凹石・砥石),石製品(耳飾り・垂飾り・軽石製品),貝製品(貝刃・貝輪・垂飾り・加工品),骨角器(釣針・ヤス・ヘラ・鹿角加工品・棒状加工品・垂飾り),自然遺物(貝類・魚骨・鳥骨・獣骨・植物・漆喰状白色物質)
江戸以降 溝跡1条
要約
縄文時代から江戸時代以降にかけて,断続的に土地利用がなされた複合遺跡である。斜面部にあたる4区では,縄文時代中期の斜面貝層や遺物包含層などを確認した。斜面貝層は,マガキ,ウミニナ,ハマグリなどの貝類で形成された主鹹貝塚である。魚類では,ニシン亜科やハゼ科などの魚骨が出土していることから,内湾や汽水域などで漁労活動が行われていたと考えられる。このほか,キジ科やカモ科などの鳥骨,イノシシやニホンジカなどの獣骨も出土しており,霞ケ浦沿岸における生業や古環境などを復元する上で良好な資料となる。
 
第2号貝層全景(南東から)
第2号貝層出土土器
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