www.ibaraki-maibun.org 発掘情報いばらき
発掘遺跡・整理遺跡
情報最前線
概要
発掘遺跡・整理遺跡
これまでの発掘・整理遺跡
小中学生のためのやさしい考古学講座
報告書のご案内
リンク集
HOME
E-mail

埋蔵文化財整理センター[ご案内マップ]

〒311-4325 茨城県東茨城郡城里町北方1481(茨城県埋蔵文化財センター いせきぴあ茨城 内)
TEL:029-289-2002
FAX:029-289-2008
Mail:seiri.center@maibun.ibk.ed.jp

188 628 006*40
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
 
 

今月の逸品(2021.5):姥久保遺跡出土の灰釉陶器·緑釉陶器


 今回紹介する逸品は,かすみがうら市姥久保遺跡から出土した灰釉陶器と緑釉陶器です。
 灰釉陶器は,植物の灰を釉薬(うわぐすり)とした焼物で,9世紀に東海地方で生産が始まりました。写真の灰釉陶器皿は釉薬を刷毛で塗っており,よく見ると中央部に釉薬が塗られていません。これは,皿を重ねて焼く際に貼り付いてしまわないようにしたためです。
 緑釉陶器は,主に東海地方や畿内で生産され,鉛などの貴重な鉱物を釉薬に使用しており,当時の高級品でした。皿の中央部には点が3点,三角形を描くように配されています。これは,皿を重ねて焼く際に貼り付いてしまわないようにするためのトチンという道具の痕跡です。
 いずれの陶器も在地の土器とは異なり,灰釉陶器は白い色調,緑釉陶器は緑の色調で目をひきます。姥久保遺跡は,霞ヶ浦へ通じる恋瀬川の南岸に位置し,対岸には常陸国衙跡や茨城廃寺跡が所在します。恋瀬川の水運を利用し,この地に持ち込まれたことが想像される貴重な遺物です。
 
   
出土した平安時代の灰釉陶器の皿(左)と緑釉陶器の皿(右)
 

令和3年度の整理遺跡


 当センターでは,発掘調査で確認した竪穴住居跡などの図面や写真の整理作業,出土した土器などの接合・復元・実測作業などを行い,遺跡の報告書を作成しています。
 今年度は,    
  • かすみがうら市の姥久保遺跡
  •    
  • 小美玉市の船玉台遺跡
  •    
  • 筑西市の塔ノ内南遺跡
  •    
  • つくば市の上境旭台貝塚,金田西遺跡,島名本田遺跡,
         元中北東藤四郎遺跡・上河原崎前山遺跡
  •    
  • 那珂市の下大賀遺跡
  •    
  • 下妻市の中居指遺跡
 計6市町村の10遺跡について,整理作業を開始しました。
 
埋蔵文化財整理センター
(後ろの森には頓化原古墳があります)
土器の接合・復元作業
 

 
もどる
上へ
2002 Ibaraki education foundation. All rights reserved.