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関本中粟野城跡(せきもとなかあわのじょうあと 08-215-132) [ご案内マップ]
601 078 277*21
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

所在地 北茨城市関本中
立地 北茨城市北東部、里根川左岸の標高約60mの丘陵上
調査期間 2024年4月1日~9月30日
調査面積 10,552㎡
主な時代 室町時代
主な遺構 堀、曲輪(くるわ)
主な遺物 土師質土器、陶器、磁器、銭貨
*主な時代をクリックすると年表が出ます。


調査の状況(2024.9)

丘陵南部の曲輪を調査しています。尾根の北側に位置する第5号曲輪の西側では、切岸の直下に溝やピットを確認しました。幅20cm、深さ10cmほどの溝で、凝灰質泥岩の岩盤を掘り込んで造っています。また、尾根の中腹にある第21号曲輪では、北側に門柱と考えられるピットを確認しました。
 
岩盤を削り出して造った第5号曲輪(南から) 門の痕跡のある第21号曲輪(南東から)


調査の状況(2024.6)

丘陵頂部の曲輪を調査しています。頂部の東側に位置する第2号曲輪は、頂部の凝灰質泥岩を削って平場を造り出しています。曲輪の平面形状は鍵の手状になっており、東側は狭く西側は広くなっています。その西側からは、こぶし大から人頭大の石がまとまって出土しました。また、南側斜面は急峻な切岸になっており、その下に第16号曲輪が帯状に構築されています。
 
鍵の手状の第2号曲輪(南西から) 第2号曲輪の第2号集積遺構(南西から)


調査の状況(2024.4)

城跡の現況を、空中から撮影しました。城跡は馬の背状の尾根上に築かれていることが分かります。高所にあるため見晴らしがよく、特に南から西にかけては遮るものがありません。そのため、城跡の最も高い場所からは太平洋を一望できます。周辺の遺跡としては、直線距離で西に1.5km離れた場所に、御城山城と館山城という2つの城跡があり、関係性が注目されます。
 
城跡の遠景(南西から) 城跡頂上の曲輪群(赤枠内)


北茨城事務所 [ご案内マップ]
〒319-1723 茨城県北茨城市関本町関本中2290付近
601 078 365*48
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。


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