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石倉西遺跡(いしくらにしいせき 08-502-057) [ご案内マップ]
123 648 799*84
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

所在地 筑西市松原字石倉ほか
立地 筑西市東部、小貝川と大川に挟まれた標高約28mの平坦な低台地上
調査期間 2023年4月1日〜8月31日
調査面積 2,785㎡
主な時代 縄文時代、古墳時代、奈良時代、平安時代
主な遺構 竪穴建物跡52棟、掘立柱建物跡18棟、方形竪穴遺構1棟、土坑320基、井戸跡12基、溝跡6条、柱穴列3条、ピット群1か所
主な遺物 土師器、須恵器、土製品(管状土錘·紡錘車·支脚)、石器·石製品(石鏃·砥石·紡錘車)、金属製品(鎌·刀子·鉄鏃)
*主な時代をクリックすると年表が出ます。


調査の成果(2023.9)

調査が終了しました。当遺跡では、古墳時代から平安時代の竪穴建物跡や、掘立柱建物跡、井戸跡を確認しました。出土遺物から、8世紀初めから9世紀終わりまでの約200年間、連綿と集落が形成されていたことがわかりました。また、奈良時代や平安時代の竪穴建物跡からは、墨書土器や須恵器の高台付坏を転用した硯が出土しており、読み書きができる人の存在がうかがえます。
 
石倉西遺跡遠景(北東から) 石倉西遺跡鉛直(上が北東)


調査の状況(2023.8)

奈良時代から平安時代の集落跡を調査しています。調査区中央部に位置している奈良時代の竪穴建物跡は、一辺が6.1m、深さ50cmで、竈の痕跡が2か所ありました。調査の結果、北壁中央部の竈から東側に新たに竈を作り替えたことがわかりました。また、調査区東部に位置している、奈良時代の掘立柱建物跡9棟は、建物同士が重複しているものや、近接しているものがあり、複数回にわたって建て替えたことがわかりました。
 
奈良時代の竪穴建物跡(上が北)
※ 赤い部分が竈
密集する奈良時代の掘立柱建物跡



筑西事務所 [ご案内マップ]
〒300-4541 茨城県筑西市松原2052-1付近
123 648 743*75
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。


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