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石倉西遺跡(いしくらにしいせき 08-502-057) [ご案内マップ]
123 648 799*84
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

所在地 筑西市鍋山字前田189番地ほか
立地 筑西市東部、小貝川と大川に挟まれた標高約28mの平坦な低台地上
調査原因 主要地方道筑西つくば線バイパス道路改築事業
委託者 茨城県筑西土木事務所
調査期間 2022年8月1日〜11月30日
調査面積 6,591㎡
種類 集落跡、墓域
主な時代 縄文時代、古墳時代、奈良時代、平安時代、中世
主な遺構 竪穴建物跡37棟(奈良9、平安28)、掘立柱建物跡18棟(奈良10、中世2、不明6)、方形竪穴遺構6棟(奈良1、中世5)、土坑633基(奈良2、平安2、中世142、時期不明487)、井戸跡8基(平安1、中世7)、溝跡9条(奈良1、中世4条、時期不明4)、陥し穴2(縄文)、火葬施設3基(中世)、柱穴列5条(時期不明)、ピット群5か所(時期不明)、道路跡2条(時期不明)
主な遺物 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・高台付坏・皿・耳皿・甕・甑・壺・椀)、須恵器(坏・高台付坏・蓋・盤・𤭯・甕・甑・高坏・鉢)、土師質土器(小皿・内耳鍋)、陶器(甕・擂鉢)、磁器(碗)、土製品(管状土錘、紡錘車、支脚)、石器(石鏃・剥片・磨石・凹石)、石製品(砥石・紡錘車)、金属製品(鎌・刀子・耳環・帯金具)、銭貨(咸平元寳・聖宋元寳)、自然遺物(人骨・馬骨・木材)、製鉄関連遺物(碗状滓・鉄滓)
*主な時代をクリックすると年表が出ます。


調査の成果(2022.11)

今年度の調査を終了しました。今回の調査で、竪穴建物跡37棟、掘立柱建物跡18棟、方形竪穴遺構6棟、土坑633基、井戸跡8基、溝跡9条、陥し穴2基、火葬施設3基、柱穴列5条、道路跡2条などを確認し、奈良時代から中世までの複合遺跡であることがわかりました。平安時代の竪穴建物跡が多く、県西地域における当該期の集落の様相を知る貴重な資料になります。
 
今年度の調査を終えた石倉西遺跡(西から) 調査区全景(鉛直)


調査の状況(2022.10)

調査区東部から順次調査を進め、古墳時代後期と平安時代の竪穴建物跡や中世の土坑墓などを調査しました。古墳時代後期の第4号竪穴建物跡は、一辺約6.5mの方形で、土師器の坏や甕、須恵器の坏、蓋、金属製品などが出土しました。金箔が残る帯金具も出土しており、当地の集落の様相を知る大きな手がかりになりそうです。
 
6本柱で大型の第4号竪穴建物跡 第4号竪穴建物跡から出土した帯金具


調査の状況(2022.9)

8月から始まった表土除去と遺構確認作業が終了しました。多くの遺構を確認しており、縄文時代と古墳時代から平安時代にかけての竪穴建物跡約80棟や、中世の溝跡や土坑群と考えられるものがあります。
調査区東部の土坑群からは、馬の頭部と脚部が出土しました。今後は、調査区中央部の竪穴建物跡を中心に調査を進めていきます。
 
数多くの遺構が確認された調査区中央部 馬骨が出土した第9号土坑


筑西事務所 [ご案内マップ]
〒300-2307 茨城県筑西市松原2052-1付近
123 648 743*75
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。


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