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九重東岡廃寺

 
書名ふりがな
ここのえひがしおかはいじ こんだにしいせき
書名
九重東岡廃寺 金田西遺跡
副書名かな
なかね・こんだだいとくていとちくかくせいりじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
中根・金田台特定土地区画整理事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
ⅩⅩⅠ
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
第435集
著者名
荒井保雄
編集・発行機関
公益財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029-225-6587
発行年月日
2019(平成31)年3月18日
遺跡番号
08220-121
遺跡名かな
ここのえひがしおかはいじ
遺跡名
九重東岡廃寺
遺跡所在地かな
いばらきけつくばしひがしおかあざかいどうばた252の1ばんちほか
遺跡所在地
茨城県つくば市東岡字海道端252-1番地ほか
遺跡北緯度
36度09分13秒
遺跡東経度
140度12分57秒
遺跡標高
24~25m
調査期間
20150401~20150831
調査面積
8,856㎡
調査原因
中根・金田台特定土地区画整理事業に伴う事前調査
種別
集落跡
時代
奈良/平安/不明
遺構と遺物
奈良 竪穴建物跡9棟,掘立柱建物跡9棟,井戸跡1基/土師器(坏・小形甕・甕), 須恵器(坏・高台付坏・皿・コップ形土器・蓋・盤・高盤・短頸壺・長頸瓶・仏鉢・甕・甑),灰釉陶器(長頸瓶),土製品(支脚・転用硯),瓦(軒丸瓦・軒平瓦・丸瓦・平瓦),金属製品(刀子・鎌)
平安 竪穴建物跡17棟,掘立柱建物跡6棟,土坑5基,溝6条/土師器(坏・小形甕・甕)須恵器(坏・高台付坏・皿・コップ形土器・蓋・盤・高盤・短頸壺・長頸瓶・甕・甑),土製品(紡錘車),瓦(軒丸瓦・軒平瓦・丸瓦・平瓦),金属製品(刀子・鉄鏃),石器(砥石)
不明 土坑13基,溝跡8条,柱穴列1条/土師器(坏・甕),須恵器(坏・甕),瓦(平瓦),金属製品(釘)
要約
九重東岡廃寺は,常陸国河内郡衙に付属する寺院跡として国の史跡に指定された遺跡である。調査区は平成12年度に調査された基壇跡の西側と北側にあたり,竪穴建物跡や掘立柱建物跡群を確認した。遺物は,竪穴建物跡から仏鉢,竈袖部の補強材に瓦が利用されている。寺院に隣接した集落の様相を反映する遺跡である。
 
九重東岡廃寺全景(鉛直) 瓦を袖部の補強材に利用した竈
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