書名ふりがな
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ここのえひがしおかはいじ こんだにしいせき |
書名
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九重東岡廃寺 金田西遺跡 |
副書名かな
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なかね・こんだだいとくていとちくかくせいりじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ |
副書名
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中根・金田台特定土地区画整理事業地内埋蔵文化財調査報告書 |
巻次
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ⅩⅩⅠ |
シリーズ名
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茨城県教育財団文化財調査報告 |
シリーズ番号
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第435集 |
著者名
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荒井保雄 |
編集・発行機関
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公益財団法人茨城県教育財団 |
郵便番号
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310-0911 |
所在地
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茨城県水戸市見和1丁目356番地の2 |
電話番号
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029-225-6587 |
発行年月日
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2019(平成31)年3月15日 |
遺跡番号
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08220-522 |
遺跡名かな
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こんだにしいせき |
遺跡名
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金田西遺跡 |
遺跡所在地かな
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いばらきけんつくばこんだあざにしはら1891ばんちほか |
遺跡所在地
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茨城県つくば市金田字西原1891番地ほか |
遺跡北緯度
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36度10分29秒 |
遺跡東経度
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140度14分06秒 |
遺跡標高
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24~25m |
調査期間
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20151101~20160331/20160801~20170831 |
調査面積
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7,680㎡ |
調査原因
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中根・金田台特定土地区画整理事業に伴う事前調査 |
種別
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集落跡/その他 |
時代
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奈良/江戸/不明 |
遺構と遺物
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奈良 |
竪穴建物跡14棟,掘立柱建物跡10棟,大型円形土坑1基,土坑4基,柱穴列1条溝跡4条,ピット群1か所/土師器(坏・小型甕・甕),須恵器(坏・高台付坏・蓋・盤・高盤・双耳壺・短頸壺・長頸瓶・甕・甑),土製品(支脚),瓦(丸瓦),石器(温石・砥石),金属製品(刀子) |
平安 |
竪穴建物跡35棟,掘立柱建物跡12棟,井戸跡1基,粘土採掘坑2基,土坑8基,柱穴列3条,溝跡2条,ピット群1か所/土師器(坏・小型甕・甕),須恵器(坏・高台付坏・コップ形土器・蓋・盤・高盤・短頸壺・長頸瓶・甕・甑),灰釉陶器(長頸瓶),土製品(支脚・紡錘車・土玉),金属製品(巡方・刀子・手鎌・釘) |
江戸 |
土坑1基,溝跡4条/陶器(碗・皿・花瓶・擂鉢),磁器(碗・急須・蕎麦猪口),土師質土器(鍋),金属製品(銭貨・煙管) |
不明 |
土坑63基柱穴列1条溝跡5条ピット群3か所/土師器(坏・高台付坏),須恵器(坏・高台付坏・盤・甕・甑),石器(石鏃・有基尖頭器・砥石),金属製品(小仏像),瓦(丸瓦・平瓦) |
要約
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金田西遺跡は,常陸国河内郡衙として国の史跡に指定された遺跡である。遺物は,竪穴建物跡から寺院跡に関わる軒平瓦・丸瓦や,「寺」の文字が書かれた墨書土器,蛇紋岩製の温石,銅製品の巡方,須恵器のコップ形土器等が出土している。竪穴建物跡や掘立柱建物で構成される建物群は,郡衙や郡寺の機能を担い,従事する人々が生活したものと考えられる。 |