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与曽内遺跡

 
書名ふりがな
よそうちいせき
書名
与曽内遺跡
副書名かな
きゅうけいしゃしていちみやしたちくきゅうけいしゃほうかいたいさくじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
急傾斜指定地宮下地区急傾斜崩壊対策事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
1
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
第447集
著者名
内堀団,中山なな,梶ヶ山真里,坂上和弘
編集・発行機関
公益財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029-225-6587
発行年月日
2020(令和2)年3月16日
遺跡番号
08208-089
遺跡名かな
よそうちいせき
遺跡名
与曽内遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんりゅうがさきしぬるとちょう991ばんちほか
遺跡所在地
茨城県龍ケ崎市塗戸町991番地ほか
遺跡北緯度
35度55分19秒
遺跡東経度
140度14分43秒
遺跡標高
25m
調査期間
20170601~20170630
調査面積
457㎡
調査原因
急傾斜指定地宮下地区急傾斜崩壊対策事業に伴う事前調査
種別
集落跡/塚/その他
時代
弥生/奈良/江戸
遺構と遺物
弥生 ピット群1か所/弥生土器
奈良 竪穴建物跡1棟/土師器,須恵器,石器(砥石),金属製品(刺金)
江戸 掘立柱建物跡2棟,塚1基,墓坑3基,土坑1基,ピット群1か所/土師質土器,瓦質土器,陶器,磁器,石器(砥石・石臼),銭貨(鉄銭・銅銭)
要約
当遺跡の遺跡範囲の南東縁辺部を調査した。弥生時代から江戸時代までの複合遺跡である。主体となるのは,近世の遺構であるが,弥生時代のピット群と奈良時代の竪穴建物跡が確認できた。調査位置から,古代の集落は,今回の調査区域よりも北東の台地中央部へ広がるものと予想される。
庚申塚は,石造物や出土遺物から18世紀に構築されたと推測される。また,塚の裾部から墓坑を3基確認し,墓石の記年銘から,塚構築後に埋葬されたものと推測された。2基の墓石に記された「生國備前國」,「越□」から,被葬者の出自は,他国の人物である。このことから,庚申塚の脇への埋葬は,縁者のない人を供養できるようにしたものと推測された。
 
写真1 遺跡遠景(東から) 写真2 塚上に祀られた石造物
 
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