書名ふりがな
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こんだにしいせき |
書名
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金田西遺跡 |
副書名かな
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なかね・こんだだいとくていとちくかくせいりじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ |
副書名
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中根・金田台特定土地区画整理事業地内埋蔵文化財調査報告書 |
巻次
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XXⅥ |
シリーズ名
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茨城県教育財団文化財調査報告 |
シリーズ番号
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第460集 |
著者名
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荒井保雄 獅子内一成 |
編集・発行機関
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公益財団法人茨城県教育財団 |
郵便番号
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310-0911 |
所在地
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茨城県水戸市見和1丁目356番地の2 |
電話番号
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029-225-6587 |
発行年月日
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2022(令和4)年1月20日 |
遺跡番号
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08220-522 |
遺跡名かな
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こんだにしいせき |
遺跡名
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金田西遺跡 |
遺跡所在地かな
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いばらきけんつくばしこんんだあざみょうじんにし1845ばんちほか |
遺跡所在地
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茨城県つくば市金田字明神西1845番地ほか |
遺跡北緯度
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36度06分04秒 |
遺跡東経度
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140度07分26秒 |
遺跡標高
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24〜26m |
調査期間
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2020160801〜20170331 |
調査面積
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30,308㎡ |
調査原因
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中根・金田台特定土地区画整理事業に伴う事前調査 |
種別
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狩猟場/集落跡 |
時代
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縄文/奈良・平安/室町/江戸 |
遺構と遺物
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縄文 |
陥し穴1基、土坑2基/縄文土器(深鉢)、石器(凹石) |
奈良·平安 |
竪穴建物跡54棟、掘立柱建物跡3棟、大型円形土坑1基、土坑14基、溝1条/土師器(坏・高台付坏・椀・高台付椀・蓋・皿・高台付皿・鉢・甕・小型甕)、須恵器(坏・高台付坏・高台付椀・蓋・皿・高台付皿・盤・鉢・長頸瓶・甕・甑)、灰釉陶器(皿・長頸瓶)、土製品(紡錘車・羽口)、石器(紡錘車・砥石)、石製品(鉈尾)、金属製品(巡方・丸鞆・責金具・足金物・兵庫鎖・環状鉄製品・刀子・鉄鏃・鎌・手鎌・斧・鍬先・紡錘車・鑿・けがき針・鍵・釘)、銭貨(神功開寳)、鍛冶関連遺物(椀形滓)、瓦(丸瓦) |
室町 |
方形区画溝跡1条、溝跡3条/土師質土器(小皿)、磁器(皿) |
江戸 |
土坑1基、溝跡4条 |
不明 |
土坑170基、柱穴列2基、溝跡1条、ピット群5か所 |
要約
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今回の調査区は、群庁推定域の北側にあたり、奈良·平安時代の集落が中心である。竪穴建物跡からは「厨」と書かれた墨書土器、役人が身に着けていた腰帯具の巡方·丸鞆·鉈尾等、皇朝十二銭(神功開寳)が出土した。また鉄斧、鑿、けがき針、漆付着小型甕(運搬·貯蔵用)、漆付着高台付坏(塗布用パレット)等の官衙を支える工人の道具等も出土している。古代官衙を支えた集落と考えられる。 |