[ご案内マップ]
768 600 356*25
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
所在地 | 日立市大みか町 |
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立地 | 日立市南東部、茂宮川左岸の標高10~20mの海岸段丘上 |
調査期間 | 2024年4月1日~7月31日 |
調査面積 | 1,403㎡ |
主な時代 | 古墳時代、奈良時代、平安時代 |
主な遺構 | 竪穴建物跡29棟(古墳1・奈良2・平安26)、掘立柱建物跡1棟(平安)、土坑25基(時期不明)、ピット144基(時期不明)、溝跡4条(時期不明) |
主な遺物 | 土師器(坏・高台付坏・皿・甕・甑・高坏・椀)、須恵器(坏・双耳坏・蓋・盤・甕・甑・提瓶)、石器・石製品(砥石・紡錘車未成品)、金属製品(鎌・小鎌・刀子・鉋・罫書針・鉄素材)、銭貨(寛永通宝)、自然遺物(馬骨) |
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
調査が終了しました。古墳時代から平安時代の竪穴建物跡や掘立柱建物跡などを確認しました。古墳時代の第13号竪穴建物跡からは、馬の顎の骨や提瓶(ていへい・さげべ)という水筒のような形の須恵器が出土しました。焼失したと考えられる第9号竪穴建物跡からは、「佐都郷(さとごう)」と墨書された土師器皿が出土しました。「佐都郷」とは里川流域の常陸太田市茅根町周辺と考えられます。双耳坏や郷名が墨書された土器などの貴重な資料が出土したことから、集落の性格を考察する上で重要な資料になると考えられます。
4~6月中旬までの前半の調査では、古代の竪穴建物跡11棟や掘立柱建物跡1棟をはじめ、土坑15基、溝跡3条などを確認しました。遺存状況の良好な遺構は、覆土が1m以上のものもありました。第11号竪穴建物跡からは、双耳坏(そうじはい)という、県北地域では珍しい須恵器が出土しました。また、第9号竪穴建物跡は焼失したと考えられ、炭化材や土器片が数多く出土しました。
6月下旬からは後半の調査が始まりました。今後も調査を継続していきます。
奈良時代、平安時代のムラの跡を調査しています。
第5号竪穴建物跡の調査では、建物跡を覆っている1mの土を取りのぞいたところで建物の床を確認しました。床は、貼り床といって一度深く掘りこんだ所を平坦に埋め戻し、その上面を踏み固めて造られていました。当時の人々がどのように建物を造ったのかがよくわかる事例です。
〒319-1221 茨城県日立市大みか町5丁目2−1付近(日立製作所大みか事業所脇)
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768 600 203*60
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