[ご案内マップ]
601 078 277*21
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
所在地 | 北茨城市関本中 |
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立地 | 北茨城市北東部、里根川左岸の標高約60mの丘陵上 |
調査期間 | 2024年4月1日~9月30日 |
調査面積 | 10,552㎡ |
主な時代 | 中世 |
主な遺構 | 曲輪跡22か所、虎口跡2か所、堀切跡3条、掘立柱建物跡1棟、柱穴列1条、ピット群1か所、集石遺構9か所(中世) |
主な遺物 | 土師質土器(小皿)、陶器(甕)、磁器(皿)、銭貨(寛永通宝・文久永宝) |
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
調査が終了しました。中世の城跡から、堀切跡、曲輪跡や集石遺構などを確認しました。城跡の頂上や南部では、岩盤を削りだして急峻な切岸を造り、曲輪上に設けられた門や集石遺構など、防御用の施設を築造しています。城跡の北端部では、砂質の地山を削りだして、比較的広い面積の曲輪を連続して築造しています。北部から中央部に続く急斜面にも、細長い腰曲輪が造られています。丘陵の地形や地質を巧みに利用して城を造っていることが分かりました。
丘陵南部の曲輪を調査しています。尾根の北側に位置する第5号曲輪の西側では、切岸の直下に溝やピットを確認しました。幅20cm、深さ10cmほどの溝で、凝灰質泥岩の岩盤を掘り込んで造っています。また、尾根の中腹にある第21号曲輪では、北側に門柱と考えられるピットを確認しました。
丘陵頂部の曲輪を調査しています。頂部の東側に位置する第2号曲輪は、頂部の凝灰質泥岩を削って平場を造り出しています。曲輪の平面形状は鍵の手状になっており、東側は狭く西側は広くなっています。その西側からは、こぶし大から人頭大の石がまとまって出土しました。また、南側斜面は急峻な切岸になっており、その下に第16号曲輪が帯状に構築されています。
城跡の現況を、空中から撮影しました。城跡は馬の背状の尾根上に築かれていることが分かります。高所にあるため見晴らしがよく、特に南から西にかけては遮るものがありません。そのため、城跡の最も高い場所からは太平洋を一望できます。周辺の遺跡としては、直線距離で西に1.5km離れた場所に、御城山城と館山城という2つの城跡があり、関係性が注目されます。
〒319-1723 茨城県北茨城市関本町関本中2290付近
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601 078 365*48
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