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ひたちなか事務所

〒311−1252 ひたちなか市部田野2801番地ほか

TEL.FAX 029-263-2524

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
宮後遺跡
部田野西原遺跡
平成22年4月〜6月 縄文時代〜中世 竪穴住居跡、掘立柱建物跡、土坑、溝跡 縄文土器、弥生土器、土師器、須恵器、灰釉陶器、土製品、石器・石製品、金属製品
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

宮後遺跡(みやごいせき) 部田野西原遺跡(へだのにしはらいせき)[ご案内マップ]


平成22年6月の調査状況

 

4月からの調査も6月で終了しました。宮後遺跡では、竪穴住居跡16件、掘立柱建物跡10棟、土坑19基、袋状土坑1基、陥し穴1基、溝跡4条、道路跡1条、ピット群1か所を確認し、部田野西原遺跡では、竪穴住居跡1軒を確認しました。宮後遺跡第16号住居跡や部田野西原遺跡からは、並設された2基の竃が見られ、希少な例といえます。また、土坑の一つに、覆土の状況から縄文時代草創期の陥し穴の可能性があるものがあります。主な出土遺物は、土師器や須恵器、この他に墨書土器、耳環、管玉、臼玉、紡錘車(土製・石製)などが出土しています。 狭少な調査区でしたが、縄文時代か平安時代までたくさんの遺構が確認され、那珂川・中丸川の低地に面した当遺跡周辺には、古くから連綿と人々が活動する舞台となっていたことがわかりました。

 
縄文時代草創期の陥し穴か?
焼土層の上から遺物が出土した竪穴住居跡(古墳時代)
床基礎「根太」を持つ住居跡(古墳時代)
床上から出土した土器
竃が並ぶ住居跡(平安時代)
国道245号線に面した調査区
 

 

平成22年4月の調査状況

 

今月から宮後遺跡・部田野西原遺跡の調査を開始しました。この調査は一般国道245号線の拡幅工事に伴うもので,調査面積は2,110uです。当遺跡は,東水戸道路ひたちなかICの南に位置し,西に本郷川・南に中丸川や那珂川を望む標高26〜27mの台地上に立地しています。
遺構確認の結果,弥生時代から奈良・平安時代の住居跡や土坑,溝跡などを確認しました。現在は,宮後遺跡の南西部から調査を開始しており,6月までに部田野西原遺跡を含めた全調査区の調査を終了させる予定です。



 
遺構確認をするスタッフ
住居跡の掘り込みを始めました
 
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