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熊の山遺跡現地説明会のお知らせ 2003.02.03 調査第二課第2班 つくば島名事務所

島名熊の山遺跡の現地説明会を下記の日程で開催いたしますので,皆様のお越しをお待ちしております。
 
現地説明会
日時
平成15年2月8日(土)午前10時30分〜12時
会場
茨城県つくば市大字島名 [ご案内地図]
連絡先
茨城県教育財団 本部 企画管理課 TEL029-225-6587 
つくば島名事務所  TEL029-847-6121
 
遺跡の概要
島名熊の山遺跡は,つくば市南西部を流れる東谷田川右岸の標高19〜22mの台地上に立地しています。当遺跡からは古墳時代から奈良平安時代を中心とする遺構と遺物が確認され,長期 に渡って集落が形成されていたと考えられます。特に,今年度の調査では南北に桁行や梁行をそろえた掘立柱建物跡群が確認され,鍵や灰釉陶器,役人の身分を示す帯金具が出土していることから,これらの建物群は有力者層の倉庫群と思われます。その他,土器を焼いたと思われる径2〜3mの遺構が多数確認され,住居跡からも同じ形の土器が出土していることから集落内の人々に土器を焼いて供給したものと思われます。
過去の調査結果をあわせると住居跡約1500軒,掘立柱建物跡約150棟となり,有力者層の存在を示す遺構と建物から,当遺跡は古代の河内郡嶋名郷の中心集落跡と考えられます。
 
島名熊の山遺跡
古墳時代の住居跡から出土した土師器の甕
掘り込み調査中の土器焼成遺構
土器焼成遺構から出土した土師器の坏
 
 





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