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島名関ノ台南B遺跡
(しまなせきのだいみなみびーいせき)/つくば島名事務所
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平成14年4月〜5月の調査状況
当遺跡は,東谷田川左岸の標高20mに立地した平安時代の集落跡を中心とした遺跡です。
特に,9世紀中葉の住居跡3軒は増築された住居で,一番新しい住居跡の竈には須恵器の坏4個体が逆位に重なり合って出土し,支脚として使用されたようです。さらに,二番目に新しい住居跡の床面から奈良三彩が出土しています。
また,同時期の鍛冶工房跡では,多数の鉄滓・椀状滓などが出土し,鍛冶炉が確認されました。
北から見た遺跡
鍛冶の工房跡
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