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小組遺跡 (こぐみいせき)/岩瀬笠間事務所


平成14年10月〜11月の調査状況
 
11月末まで調査が行われた結果,当遺跡は,旧石器時代から近世まで営まれ,とくに平安時代には集落が形成されていた遺跡であることが判明しました。
水晶や石英の剥片が多量に出土した石器製作跡や,土師器や須恵器と共に刀子や紡錘車・竈の支脚・置き竈などが出土した住居跡,蔵骨器を有する土坑などが確認されました。
 
旧石器の調査
石の剥片が集中して出土した石器製作跡
第2号住居跡から出土した遺物
第2号住居跡から出土したミニチュア土器

平成14年5月〜9月の調査状況
 
笠間市の南端に位置し,涸沼川右岸の標高約52m前後の台地上に位置しています。
当遺跡は縄文時代から近世にかけての複合遺跡です。調査は4区域に分けて行なわれ,現在は第2区の調査が終了したところです。
棚を持つ竪穴住居跡から土師器の甕片や墨書土器が出土しています。また,土坑から蔵骨器(土師器甕)が出土し,溝からは近世の煙管が出土しています。
 
確認された遺構
平安時代の住居跡
 
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