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●大戸下郷遺跡 (おおどしもごういせき)
/茨城事務所
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●平成14年10月の調査状況
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平成14年1月から行われていた,大戸下郷遺跡の発掘調査は平成14年10月26日に終了しました。調査の結果,古墳時代後期を中心に71軒の竪穴住居跡や,江戸時代の墓壙をふくめた土坑150基が調査されました。縄文時代から近世までの遺物が出土していますが,とくに弥生土器,土師器,須恵器が多く見られました。
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●平成14年1月〜9月の調査状況
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当遺跡は,茨城町の北西部,大戸地区涸沼前川左岸の標高約10mの河岸段丘上に立地しています。
当遺跡からは縄文時代から近世にかけての遺構と遺物が確認されており,長期間に渡って集落が形成されていたと考えられます。特に,古墳時代後期の竪穴住居跡が多く見られます。
また,弥生時代の竪穴住居跡からは群馬県から運ばれた可能性のある樽式土器が出土しており,当時の人々の交流関係が注目されます。 |
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出土した弥生土器 |
住居内の貯蔵穴から出土している土器 |
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火事にあった古墳時代の住居跡 |
住居跡の調査 |
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