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つくば新井事務所

〒305-0835 つくば市新井75番地の1
TEL・FAX 029-838-1633
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
新井南山遺跡  平成17年4月〜5月 縄文時代,近世 道路跡,溝跡,土坑
古銭,土師器,須恵器など
平成17年9月〜10月 中世,近世 道路跡,溝跡,土坑 古銭,土師器,須恵器など
手代木田向西遺跡 平成17年11月〜平成17年12月 縄文時代,平安時代 竪穴住居跡,溝跡,井戸跡 石器,縄文土器,須恵器など
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

手代木田向西遺跡(てしろぎたむかいにしいせき)


平成17年11月から12月までの調査状況

 
新井南山遺跡に隣接する手代木田向西遺跡の調査を平成17年11月から12月にかけて行いました。
縄文時代の竪穴住居跡が2軒確認できました。いずれの住居跡にも土器片で囲んだ炉を使用していたことがわかり,土器片の形から縄文時代中期の住居跡と考えられます。
また,旧石器時代後期の人々が,石器を作るときに出した石片が数点出土しました。しかし,後世の畑作などでかく乱され,石器を作った地点を確認することができませんでした。

縄文時代の住居では土器片で囲んだ炉を使用していました。

新井南山遺跡(あらいみなみやまいせき)


平成17年9月から10月までの調査状況

 
平成17年4月から5月の調査に引き続き,追加部分の調査を行いました。
前回の調査で確認した2条の溝跡を今回の調査でも南西,北東側において確認し,全長約230mとなりました。溝の東端は道路跡の手前で終わるものの,西側はさらに調査区域外にも伸びています。遺物が少なく,遺構の性格等は不明です。
また,調査区の東部では道路跡を確認しました。調査区域外には現在の市道があり,それに並行していることと出土遺物から近世の道路跡と考えられます。

 
左側の黒い部分が昔の道路の跡です。
溝は東西約230m続いていました。

平成17年4月から5月までの調査状況

 
今回の調査の結果,南西から北東方向に並行して延びる溝2条がみつかりました。溝の規模は上幅約1.5m,下幅約0.2m,深さ約60cm,長さ約80mです。すぐ近くに「海道」という字名もあることから,古代の道路跡と考えて調査を進めてきましたが,時期や性格など詳しいことについては土壌分析の結果等を踏まえて明らかにしていきたいと思います。
 
2条の溝が並行に延びていました。
溝は深さや形が揃えて掘られていることが
分かりました。
 
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