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岩瀬事務所

〒309-1452 西茨城郡岩瀬町加茂部822-17
TEL・FAX 0296-75-2117
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
加茂B古墳群 平成17年6月〜平成17年9月 弥生時代,古墳時代,奈良時代,中世,近世 竪穴住居跡,古墳,陥し穴,土坑,溝跡,道路跡 弥生土器,土師器,須恵器,鉄器,石器,土製品など
向原遺跡 平成17年7月〜平成17年8月 縄文時代,近世 竪穴住居跡,陥し穴,土坑,溝跡 縄文土器,土師質土器,石器,瓦など
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

加茂B古墳群 (かもBこふんぐん)


平成17年9月の調査状況

 
9月をもって調査を終了し,その結果,古墳5基や弥生時代の竪穴住居跡6軒,縄文時代 の陥し穴1基などが確認されました。古墳は円墳4基と方墳1基からなり,そのうち方墳は主体部(棺が納められている場所)の形状などから,県内でも古いタイプの方墳と考えられます。また,弥生時代の竪穴住居跡2軒は,古墳の墳丘や主体部の下から確認されました。このことから,弥生時代に集落が営まれていた場所に古墳が築かれたことが分かり ました。


 
一辺が17mの方墳の様子
調査の終了した遺跡全体の様子

平成17年8月の調査状況

 
加茂B古墳群はJR水戸線羽黒駅の近くにあります。南には加波山が見える見晴らしのよい台地に広がっています。現在のところ,古墳4基,弥生時代の竪穴住居跡4軒などが  確認されています。この辺り一帯は古墳の多いところで加茂A古墳群には円墳4基,加茂B古墳群には円墳9基,方墳1基などがあることから,水田を見下ろす高台には,こうし た古墳が多数築かれていたことが分かります。

 
埋葬施設から直刀(ちょくとう)が出土した様子 
古墳に巡らされた溝を掘り込む様子
 

向原遺跡 (むかいはらいせき)


平成17年8月の調査状況

 
7月上旬から調査を始め,竪穴住居跡1軒,土坑18基,陥し穴1基,溝3条の調査を終了しました。平成14・16・17年と3次にわたる調査によって,縄文時代の集落跡と狩猟場,平安時代の集落跡を中心とする遺跡であることが確認されました。鎌倉時代になると遺跡の様子は不明瞭になり,江戸時代になって墓地として利用されていたことが分かりました。
 
縄文時代の陥し穴 
調査の終了した遺跡全体の様子
 
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