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小川百里事務所

〒311-3403 東茨城郡小川町大字下吉影字新田出口二番2187-3
TEL ・FAX 0299-52-1265
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
百里原海軍飛行場第2号掩体壕 平成17年10月〜平成17年11月
現代 掩体壕,溝跡 鉄製品,銅製品,機銃弾など
石川塚 平成17年10月〜平成17年11月 近世 塚,掘立柱建物跡,土坑 陶磁器,火打ち石,火打ち金,古銭
石川遺跡 平成17年12月〜平成18年3月 縄文,古墳,中世,近現代 竪穴住居跡,フラスコ状土坑,炉跡,地下式壙,土坑,溝跡,炭焼窯 縄文土器,土師器,石器(石斧,石鏃,磨石),土製品(土器片錘)
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

石川遺跡 (いしかわいせき)


平成18年3月の調査状況

 
3月をもって調査を終了しました。その結果,竪穴住居(縄文時代1軒,古墳時代4軒)
や縄文時代の炉跡や堅果類などを貯蔵したと考えられるフラスコ状土坑をはじめ,中世
頃の墓と考えられる地下式壙や昭和初め頃の炭焼窯なども見つかりました。

  
    

 
調査の終了した遺跡全体の様子です。
古墳時代の竪穴住居跡が南西方向
から入り込む谷頭部を取り巻くように
見つかりました。
 

平成18年2月の調査状況

 
当遺跡では,縄文時代の竪穴住居跡1軒,古墳時代の竪穴住居跡4軒が確認されました。縄文時代中期のフラスコ状土坑(入り口が狭く,下部が袋状に広がってる形状の穴
)とよばれる貯蔵などに使われた穴も5基見つかっています。そのほかには,時期不明
の地下式壙1基が確認されています。
 
縄文時代前期の住居跡からは,煮炊きや
暖をとるための炉が確認されました。
古墳時代前期の住居跡の貯蔵穴からは
煮炊きに使われたと思われる甕が
出土しました。
 

石川塚 (いしかわづか)


平成17年11月の調査状況

 
塚の上には石碑・石仏が置かれていました。ここは「貝(かい)谷(や)の大日堂」ともよばれ,寺院があったと言われてきたところです。調査の結果,お堂跡と思われる掘立柱建物跡が検出されました。また,塚や周辺に人が埋葬された跡も見つかりました。
 
塚全体の様子
 

百里原海軍飛行場第2号掩体壕 (ひゃくりはらかいぐんひこうじょうだい2ごうえんたいごう)


平成17年10月の調査状況

 
軍用機を敵の空襲から守るために造られた格納庫です。太平洋戦争末期,本土空襲がさかんになってくると,軍用機を避難させる目的で百里周辺にたくさん作られました。高さ3mの土盛りがE字型に造られていることから,二機の飛行機を格納していたものと思われます。今後の調査で,本跡の構築法を明らかにしていきたいと考えています。
 
遺構全体の様子
土盛りの内部に軍用機が入れられていました。
土層断面実測の様子
高いので脚立を使わないと測れません。

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