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桜の郷事務所

〒311-3114 東茨城郡茨城町大字大戸字宿ノ内2017番地の3
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
羽黒山遺跡 平成18年4月〜平成18年8月 縄文時代(早・前期),古墳時代,奈良時代,平安時代 竪穴住居跡,掘立柱建物跡,土坑,集石遺構(縄文時代早・前期) 石器,縄文土器土師器,須恵器,鉄製品など
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

羽黒山遺跡 (はぐろやまいせき)


平成18年8月の調査状況

 
羽黒山遺跡の調査は平成18年4月から実施され,8月31日で終了しました。今回の調査で確認した遺構は,縄文時代(早・前期)の遺物包含層や陥し穴,古墳時代から平安時代の竪穴住居跡や溝跡で,茨城町大戸地区の縄文時代から平安時代までの人々の様子を垣間見ることができました。また,今後の整理作業で,羽黒山遺跡と周辺部の遺跡群(宮後遺跡・石原遺跡・大塚遺跡・綱山遺跡)との関連が明確になってくることが期待されます。
 
縄文時代の小動物を捕る陥し穴が
確認されました。
平安時代の住居が確認されました。

平成18年7月の調査状況

 
羽黒山遺跡は,国立病院機構水戸医療センターを北西にのぞむ標高28mほどの台地上にあります。4月から発掘調査が始まり,これまでの調査で,縄文時代(早・前期)から平安時代の人々の生活のあとが見つかりました。とくに,北西部の台地上からは,縄文時代(早・前期)の土器が大量に出土し,焼けている石が1か所に集中して出土するなど,羽黒山遺跡の縄文時代(早・前期)の人々の生活の様子をうかがうことができました。
 
縄文時代早・前期の土器や石器が
たくさん出土した様子です。
焼けた石が1か所に集中して出土しました。

平成18年4月から5月までの調査状況

 
羽黒山遺跡は,新設された国立水戸医療センター東側の台地上にあります。今回の調査は,平成15年度につづく第3次調査です。現在のところ,古墳時代(1700年ほど前)や平安時代(1100年ほど前)の竪穴住居跡などが見つかっています。これまでの発掘調査で国立水戸医療センターのある台地上には,縄文時代から平安時代にかけての大きなむらがあったことがわかっています。これからの調査で,これらのむらとのかかわりや当時の人々の生活が少しずつ明らかになってくるでしょう。
 
縄文時代早期の土器や石器が
たくさん出土しました。
サイドスクレーパーが出土しました。
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