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筑西事務所

〒300-4541 筑西市松原字炭焼戸753
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
炭焼戸東遺跡 平成18年8月〜平成19年3月 古墳時代,中世,近世

火葬施設,溝跡,掘立柱建物跡,井戸跡,竪穴住居跡,土坑,方形竪穴遺構

土師器,須恵器,土師質土器,陶磁器,石器・石製品など
菰冠北遺跡 縄文時代,古墳,中世,近世 竪穴住居跡,土坑,溝跡,掘立柱建物跡,井戸跡,道路跡,陥し穴

縄文土器,土師器,土師質土器,陶磁器,石製品など

*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

炭焼戸東遺跡(すみやきどひがしいせき)


平成19年1月から3月の調査状況

 

当遺跡の調査も,まもなく終了いたします。当遺跡からは,中世後半の内耳鍋や石臼など生活必需品が多く出土しました。また,掘立柱建物跡を中心とする居住区や墓域は溝で区画して形成されていることが分かりました。発掘調査に際しましては多くの方々のご協力をいただきありがとうございました。

 

空から見ると掘立柱建物が溝で区画
されている様子がよく分かります。


溝の外側からも掘立柱建物跡や
多数の穴が見つかりました。


 

平成18年12月の調査状況

 

当遺跡の調査も,およそ半分が終了し,全体の様子が徐々に見えてきました。溝の内部には,掘立柱建物跡と,その周囲から井戸や土坑が見つかりました。さらに溝の外側には,火葬施設を伴う墓域が見つかりました。

 

溝の内側から,たくさんの柱穴が
見つかりました。


T字状の火葬施設が見つかりました。


 

平成18年10月の調査状況

 
今月までに,調査区全体の1/4の調査が終了しました。現在までに見つかった遺構は,掘立柱建物跡12棟,溝跡21条,井戸跡19基,土坑120基などです。炭焼戸東遺跡は,中・近世の集落跡です。建物は,溝と平行に作られていました。また,井戸がたくさん見つかったことからも,この場所で継続的に生活が営まれていたといえます。
 
掘立柱建物跡が見つかりました。人が
立っている位置に柱があったことが分かりました。
井戸跡には,内耳鍋や小皿・石臼など,
たくさんの遺物が投げ込まれていました。
 

菰冠北遺跡(こもかむりきたいせき)


平成19年1月から3月の調査状況

 

調査の結果,当遺跡からは,主に縄文時代の土坑とピット群,古墳時代後期の住居跡,戦国時代から江戸時代にかけての柵跡や井戸跡,溝跡,道路跡などが確認されたことで,古い時代から断続的に集落が形成されてきたことが分かりました。当遺跡の発掘調査もまもなく終了致します。多くの方々のご協力をいただきありがとうございました。

 

第2号住居跡です。古墳時代後期には,
かまどをもつようになります。

第2号住居跡からは,土師器の坏や
甕が出土しました。

 

平成18年12月の調査状況

 
菰冠北遺跡は,表土を取り除き,遺構を確認する作業が終了しました。1月から本格的な調査に入ります。
 

遺構を見つけ,ロープで目印をつけた状況です。

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