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桜川事務所

〒309-1463 桜川市高幡533-1
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
加茂B古墳群

平成18年10月〜平成19年3月

縄文時代,弥生時代,古墳時代,奈良時代,平安時代,中世 竪穴住居跡,古墳,箱式石棺,掘立柱建物跡,陥し穴,土坑,溝跡,道路跡 弥生土器,土師器,須恵器,鉄器,石器,土製品,ガラス製品など

*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

加茂B古墳群(かもBこふんぐん)


平成19年3月の調査状況

 

3月23日をもって調査を終了しました。その結果,古墳4基や箱式石棺3基,竪穴住居跡22軒(弥生時代4,奈良時代6,平安時代12),掘立柱建物跡4棟(平安時代),陥し穴5基(縄文時代),道路跡1条(平安時代)などが確認されました。特に,古墳の築かれた 地点から東へ20mほど下った斜面部では,奈良時代や平安時代の集落跡を確認することができました。昨年度の調査では平安時代の井戸跡1基が確認されたことから,古墳が築か れた後もこの付近に人々が住んでいたことが推測されていましたが,今回の調査でその痕 跡をはっきりととらえることができ,大きな成果を上げることができました。


 
真上から見た加茂B古墳群の様子
奈良・平安時代の集落跡の様子
 

平成18年10月から11月の調査状況

 
古墳群は桜川市の北東に位置し,標高100mほどの緩やかな丘陵上に立地していま
す。南に加波山(かばさん),西に雨引山(あまびきさん)を望み,ふもとには桜川の支流である筑輪川(ちくわがわ)が流れています。
今月まで,表土除去と古墳2基の調査を平行しながら進めてきました。古墳はいずれも
径が20mほどの円墳(えんぷん)で,出土した土器などから6世紀前半に築かれたものと考えられています。今後は,埋葬(まいそう)施設や弥生時代の集落について調査を進めていく予定です。
 
きれいに掃除を終えた,調査に入る前の
7号墳の様子です。
表面に堆積した土をていねいに
取り除いています。
古墳に掘り巡らされた溝の底面近くから
須恵器の坏が,無傷のまま出土しました。
掘り上がった7号墳の様子です。南半分は,
調査前に削り取られていました。
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