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石岡事務所

〒315-0041 石岡市石岡5,586-3

TEL・FAX 0299-22-6901

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
田島遺跡(三面寺地区) 平成19年4月〜平成20年3月 古墳時代,奈良時代,平安時代,中世,近世 竪穴住居跡,掘立柱建物跡,土坑・溝跡 土師器,須恵器,土製品,鉄製品,陶器
姥久保遺跡 平成19年10月〜平成20年1月 古墳時代,奈良時代,平安時代,中世 竪穴住居跡,掘立柱建物跡,土坑,溝跡,道路跡,遺物包含層 縄文土器,土師器,須恵器,灰釉陶器,土製品,石製品,陶器
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

姥久保遺跡(うばくぼいせき)


平成19年12月から平成20年1月までの調査状況

 

1月末日に姥久保遺跡の調査が終了しました。11月から調査を進めてきた東部は,古墳時代から平安時代にかけての住居跡42軒や奈良・平安時代の掘立柱建物跡が集中して重なるように確認されました。コップ形をした須恵器や灰釉陶器などが出土した住居や,粘土や黒色土,ロームを使って交互に薄く貼った床をもつ珍しい住居も見つかりました。

 

ラジコンヘリにより空中撮影をした遺跡

粘土や黒色土でつくった住居の床

 

土器を発見して調査をするスタッフ 

約2m間隔で柱穴が並ぶ掘立柱建物跡

 

平成19年10月から11月までの調査状況

 

現在,西部の調査が終了し,東部の調査を進めています。西部では,谷に埋まった土の中から,様々な時代の土器のかけらが見つかりました。東部では古墳時代から平安時代にかけての住居跡が重なるように確認されています。

 

掘り込みと測量作業(西部)

2区の遺構確認作業(東部)

 
 

田島遺跡(三面寺地区)(たじまいせき・さんめんじちく)


平成20年1月から3月までの調査状況

 

竪穴住居跡108軒,掘立柱建物跡4棟などの調査が終了しました。古代の住居跡からは網のおもりと考えられる大量の土玉が出土したことから,当時の人々が南西方向に流れる恋瀬川流域で河川漁労を盛んに行っていたことが分かりました。
調査は,3月中旬に終了の予定です。

 

北東からみた田島遺跡

真上からみた田島遺跡

 

平成19年11月から12月までの調査状況

 

11月からは,遺跡の西部を中心に調査しました。これまでは,古墳時代後期から奈良時代にかけての住居跡が多数確認されていましたが,新たに中世の井戸が2基確認されました。中世にもこの地域で生活が営まれていたことが分かりました。

 

四角形に掘り込まれた井戸

記録作業をする調査スタッフ

 

平成19年9月から10月の調査状況

 

現在,南西部を中心に調査が進められており,古墳時代後期から奈良時代にかけての住居跡や中世の土坑などが確認されています。時代の違う住居跡が何軒も重なって見つかっており,長い期間,多くの人たちが生活していたことが分かりました。

 

重なって見つかった住居跡

写真撮影のための清掃活動

 

平成19年6月から8月の調査状況

 

これまでの調査で,古墳時代から平安時代にかけての住居跡や,中世の土坑群が確認されました。遺構の重複も多く,火災にあった住居跡も数軒確認されました。そのうち,北西部の住居跡からは,多量の炭化材とともに,土師器,須恵器や鉄斧,刀子などの遺物が多数出土しました。

 

中世の土坑

火災にあった住居跡から出土した遺物

 

平成19年4月から5月の調査状況

 
田島遺跡は,豊かな田園風景の中に,西に雄大な筑波山と恋瀬川をのぞむ標高7〜19mの台地上に立地しています。今回の調査は,平成15・16・18年度に続く第4次の調査で,やっと遺構確認が終了して,竪穴住居跡や溝跡などの遺構調査が始まったところです。現在のところ,古墳時代(1400年ほど前)から平安時代の竪穴住居跡や中世と考えられる土坑などが見つかっています。これからの調査で,田島遺跡の人々の生活の様子がより明らかになってくることが期待されます。
 

遺構確認作業

確認された遺構(東から)

 
 
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