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境事務所

〒306-0405 猿島郡境町大字塚崎2916番地ほか

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
本田遺跡 平成19年4月〜平成19年8月 縄文時代,古墳時代,中世,近世 竪穴住居跡,溝跡,土坑,井戸,遺物包含層 縄文土器,土師器,土師質土器,陶磁器,土製品,石製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

本田遺跡(ほんでんいせき)


平成19年7月から8月の調査状況

 

7月からの調査では,直径約8mにも及ぶ縄文時代後期後半の竪穴住居跡が見つかりました。掘り込みがしっかりと残った住居跡で,柱穴も多数確認されました。ここからは,たくさんの縄文土器や石皿・磨り石・石棒などの石器・石製品のほか,住居跡を掘り込んだ土坑の中からはイノシシ・鳥の骨やヤマトシジミ・オオタニシなどの貝も出土しました。当時の人々の生活や習慣を知る上で大変重要な資料となりそうです。これまでの成果をお知らせしようと,去る8月11日(土)に一般公開を実施したところ,100名をこえる地域の方々や考古学関係者の方々のご参加を得ました。心から感謝いたします。なお,遺跡の調査は8月いっぱいで終了となります。

 

縄文時代後期後半の第4号住居跡

一般公開当日の出土遺物解説状況

 

平成19年4月から6月の調査状況

 

本田遺跡は,宮戸川右岸の台地縁辺部に立地しています。遺跡からは,縄文時代や古墳時代の竪穴住居跡,縄文時代の土坑や遺物包含層,近世の溝跡・土坑・井戸などが確認されました。縄文時代の遺物包含層からは,後期から晩期の土偶,土版,石剣などのほか,多量の土器が出土しました。古墳時代の竪穴住居跡からは,甕(かめ),壺(つぼ),高坏(たかつき),ミニチュア土器が出土し,火災にあったことが分かりました。今回の調査成果は,この地域に暮らしていた人々の様子を解き明かす貴重な資料になりそうです。なお,遺跡の調査は8月末に終了する予定です。

 

調査中の縄文時代の遺物包含層

調査中の古墳時代の竪穴住居跡

 
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