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稲敷北事務所

〒300-0506 稲敷市沼田2361-1

TEL・FAX 029−893−0076

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
塚本遺跡 平成19年6月
〜平成19年8月
弥生時代,古墳時代,平安時代 竪穴住居跡,溝,土坑 弥生土器,土師器,須恵器,土製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

塚本遺跡(つかもといせき)


平成19年8月の調査状況

 

確認された遺構は,竪穴住居跡9軒(弥生時代4軒,古墳時代3軒,平安時代2軒),溝7条,土坑34基で,8月末日に終了しました。
第2・3号住居跡は,いずれも古墳時代の住居跡で,前者は北壁,後者は東壁に竈が設置されています。これら2軒の住居跡は,出土遺物の時期や竈の作りから,竈導入直後頃の住居跡と考えられます。同じ時期の住居跡は,5月に調査が終了した東前遺跡でも確認されており,この地域の住居跡に竈が導入される時期や竈の作り方を知る手がかりになります。また,当時の人々の交流や文化の伝播を探る上で貴重な資料になることも期待されています。

 

第3号住居跡の竈

第1号溝跡の完掘状況

 

平成19年6月から7月の調査状況

 

当遺跡は,小野川の2つの支流に挟まれた標高28mの台地上に位置しています。現在確認されている遺構は,竪穴住居跡8軒(弥生時代3軒,古墳時代4軒,平安時代1軒),溝5条,土坑29基です。第6号住居跡は弥生時代の住居跡で,茨城県南部に分布する弥生土器と県北部に分布する弥生土器が伴って出土しています。第7号住居跡は平安時代の住居跡で,竈とその前面からたくさんの土器が出土しています。ほぼ完全な形の坏は,竈の前の床面におかれたままの状態でした。第1号溝は調査区域の南部に位置しており,規模は幅5〜6m,深さ40〜80cmで,形状はL字型に屈曲し,調査区の東部に延びています。この溝がどのような目的で作られたものなのかを現在調査中です。当遺跡の調査は,8月末日に終了予定です。

 

第6号住居跡のピットから出土した弥生土器 

第7号住居跡竈前から出土した土師器

 
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