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●つくば上境事務所 |
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〒305-0012 つくば市中根857-1 |
TEL・FAX 029−857−8371 |
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遺跡名
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調査期間
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主な遺構 |
主な遺物 |
上境旭台貝塚 |
平成19年4月 〜平成20年1月 |
縄文時代(後・晩期) |
竪穴住居跡,土坑,地点貝塚,斜面貝層,遺物包含層など |
縄文土器,土製品(土偶,中空動物形土製品,土版,土製耳飾り),石器(磨製石斧,打製石斧,石匙,磨石,敲石,凹石),石製品(石棒),貝類,獣骨など |
上野古屋敷遺跡 |
平成19年10月 〜平成19年12月 |
平安時代,中世 |
竪穴住居跡,溝跡,道路跡,土坑,井戸跡,ピット群 |
土師器,須恵器,石器,陶器,磁器,土師質土器 |
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*主な時代をクリックすると年表がでます。 |
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●上境旭台貝塚(かみさかいあさひだいかいづか) |
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当遺跡の調査は進み,縄文後期から晩期(今から約4,000年〜2,300年前)の竪穴住居跡,土坑,大規模な貝塚などが見つかりました。竪穴住居跡は縄文晩期が中心です。竪穴住居跡のまわりから多くの土坑が確認できました。土坑は,深いもので3mを超えるものがあります。土坑の中から土器や貝,骨などが出土しています。当遺跡は,大規模な遺構と多様な道具から,この地域で縄文後・晩期の中核的な集落の一つだったと考えられます。 |
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当遺跡は霞ヶ浦へ流入している桜川の右岸,標高24〜27mほどの台地上に立地しています。確認調査では,竪穴住居跡,土坑,地点貝塚,斜面貝塚などがみつかりました。貝塚は,ヤマトシジミが主体で,縄文時代後期から晩期にかけて(約3,000年前)の遺物が多量に出土しています。遺物は,縄文土器,石器のほか,土偶や土版,石棒,獣骨や魚骨などが出土しており,土偶などの土製品が注目できます。周辺は,縄文時代の遺跡が多く分布しており,縄文人にとって暮らしやすい地域だったと考えられます。 |
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●上野古屋敷遺跡(うえのふるやしきいせき) |
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当遺跡の調査は,12月末で終了しましした。今年度は南部と南西部の調査区合わせて11,187㎡の調査を行い,竪穴住居跡2軒,土坑57基,溝跡9条,道路跡2条,ピット群2か所を確認しました。第364号溝では,溝の途中を掘り残した土橋が確認されました。 |
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当遺跡については,平成12年からおよそ55,000㎡にわたって調査を行い,旧石器時代から江戸時代にわたる人々の営みが確認されました。
今年度の10月は,遺跡の南西部にあたる県道藤沢・荒川沖線沿いの約400㎡を調査し,竪穴住居跡2軒,土坑18基,溝1条を確認しました。住居跡はいずれも主軸が北を向いており,出土遺物から平安時代の住居跡であることがわかりました。
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