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つくば萱丸事務所

〒305-0865 つくば市根崎字金屑205-6ほか

TEL.FAX 029-836-5140

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
西栗山遺跡 平成19年11月〜平成19年12月 縄文時代,古墳時代(後期) 竪穴住居跡,土坑,陥し穴 縄文土器,土師器,土製品(土玉),石製品(紡錘車)
根崎遺跡
(7区)
平成20年2月〜3月 縄文時代,古墳時代,奈良・平安時代 竪穴住居跡,土坑,溝跡,炉穴,陥し穴 縄文土器,土師器,須恵器,石器(石鏃,磨石,磨製石斧),鉄滓
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

西栗山遺跡(にしくりやまいせき)


平成19年11月から12月の調査状況

 
西栗山遺跡については,平成7年に発掘調査を行い,古墳時代中期から後期にかけての(約1,500年前)の竪穴住居跡などが見つかっています。平成9年にはその発掘調査報告書を刊行しました。
今回は第2次調査になり,今回の調査区でも古墳時代の竪穴住居跡などが見つかり,集落の広がりを確認することができました。第29号竪穴住居跡の壁には煮炊きに使ったかまどが作られており,中からは甕(かめ)が出土しました。また,第27号竪穴住居跡の床面下部の調査をしたところ,中央から間隔のせまい古い柱穴が見つかりました。家族が増えたことが理由と思われますが,大きく建て替えたようです。今回の発掘調査によって,当時の人々の生活を知る様々な手がかりが得られました。
 

火床面の土が赤く焼けているかまど

床面下部の調査をするスタッフ

 

根崎遺跡(ねさきいせき)


平成20年3月の調査状況

 
平成20年2月から開始した根崎遺跡7区の調査は,3月ですべて終了しました。調査成果として,縄文時代早期(約7000年前)の竪穴住居跡4軒や炉穴9基,古墳時代(約1400年前)の竪穴住居跡6軒,奈良・平安時代(約1200年前)の竪穴住居跡4軒などを確認しました。このことから,西谷田川右岸の台地上に立地する当遺跡は,縄文時代早期には集落が形成され始め,古墳時代から律令期に至るまで人々の営みの場となっていたことがわかりました。
 

空からみた根崎遺跡

第24号竪穴住居跡から出土した平瓶

 

平成20年2月の調査状況

 
平成20年2月から根崎遺跡7区の調査を開始し,主に縄文時代早期(約7000年前頃),古墳時代後期(約1400年前頃),奈良・平安時代(約1200年前頃)の竪穴住居跡や土坑などを確認しました。縄文時代早期の遺構は,竪穴住居跡,陥し穴,ファイヤーピット(炉穴)で,縄文土器片をはじめ石鏃,石錘などが出土しました。今から約7000年前は,狩り場や居住域となっていたようです。
 

第22号住居跡を調査するスタッフ

深さが約2m40cmある陥し穴

 

平成19年11月の調査状況

 
根崎遺跡については平成7年度に1〜5区の発掘調査を行い,古墳時代から平安時代にかけての集落跡を確認しています。平成9年には発掘調査報告書を刊行しました。
今回は6区の調査を行い,古墳時代中期の竪穴住居跡(第13号住居跡)を1軒確認しました。この住居跡は,平成7年度に調査した同時期の住居跡と炉や貯蔵穴の位置に共通点が見られます。6区の調査によって,本住居跡が古墳時代中期の集落の南端に位置していることも分かりました。
 

中央奥に炉があり,左隅に貯蔵穴がある竪穴住居跡

出土した土器を丁寧に掘り出す調査スタッフ

 

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