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境事務所

〒306-0404 猿島郡境町長井戸1461   
TEL.FAX 0280-87-6640
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
長井戸遺跡群 平成21年1月〜平成21年3月 縄文時代・弥生時代 竪穴住居跡,土坑,溝跡,ピット 縄文土器,弥生土器,石器・石製品
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

長井戸遺跡群 (ながいどいせきぐん)


平成21年2月の調査状況

 
調査が始まり,2か月が経過しました。調査は調査区域の西側から東側に向かって進めています。現在までのところ住居跡を中心に調査を行い,縄文時代6軒,弥生時代20軒について調査が終了しました。縄文時代の住居跡は地表面からの掘り込みが浅く,炉跡・床面も明瞭ではありません。弥生時代の住居形態は隅丸方形や隅丸長方形のものが多く,縄文時代の住居跡に比べると炉跡・床面はしっかりしています。20軒の住居跡の内,2軒は重なって確認され,小形の住居が廃棄されたあと,その上に大形の住居が造られたことが分かりました。弥生時代の住居跡は県西部で確認例が少ないため,貴重な資料となることでしょう。
 
縄文時代の住居跡
重なって確認された弥生時代の住居跡
 

平成21年1月の調査状況

 
長井戸遺跡群の調査が今月から始まりました。今回の調査は一般国道468号首都圏中央連絡自動車道事業に伴い,3月まで,6,388㎡を対象に実施する予定です。当遺跡は県西地区境町の北西部を南北に流れる宮戸川の左岸,標高約16mの台地上に位置し,現況は山林です。周辺には,宮戸川右岸に本田遺跡や上坪遺跡が,同じ台地上に南長井戸遺跡,小金井古墳群などが所在しています。現在,表土除去作業が終了し,竪穴住居跡41軒,土坑・ピット180基,溝跡2条が確認されています。竪穴住居跡からは縄文土器,弥生土器の破片が見つかり,当期の集落が台地上に営まれていたものと考えられます。また,当遺跡南部には「田向の城跡」が所在したと推定されていますが,現在までのところ城跡に関係する施設などは確認されていません。
 
遺跡遠景(西から・手前は宮戸川)
遺構確認を行うスタッフ
 
 
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