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阿見飯倉事務所

〒300-2655 稲敷郡阿見町大字星の里32番地

TEL.FAX 029-889-4311

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
米根井向遺跡 平成20年6月〜平成20年7月 縄文時代〜古墳時代 竪穴住居跡,陥し穴,土坑,溝跡 縄文土器,弥生土器,土師器,須恵器,石器・石製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

米根井向遺跡(こめねいむかいいせき)


平成20年7月の調査状況

 

当遺跡の調査が今月をもって終了しました。住居跡14軒,溝跡5条,土坑41基,陥し穴1基の遺構を調査しました。住居跡は,縄文時代・弥生時代が各1軒ずつ,古墳時代が10軒,平安時代が1軒,時期不明が1軒でした。特に,古墳時代の住居跡は,中期から後期にかけての時期のもので,炉から竈に移り変わる様子を知る上で貴重な資料になると考えられます。また,滑石が出土する住居跡と,全く出土しない住居跡が明確に分かれており,これらの住居跡にどのような性格の違いがあるのかを解明することが今後の課題であると考えられます。

 

竈から出土した甕

出土した滑石片と臼玉

 

平成20年6月の調査状況

 

当遺跡は,阿見町の北東部に所在し,清明川右岸の標高約18mの台地上にあります。県道竜ヶ崎阿見線バイパス建設に伴う調査であり,期間は2か月間を予定しています。現在,住居跡14軒,溝跡4条,土坑約60基,陥し穴1基の遺構が確認されています。調査は北側から南側に向けて行っています。出土する遺物は土師器の破片が多く,住居跡では焼失した痕跡が多く確認されています。また,古墳時代中期の住居跡からは滑石製の臼玉や滑石片などが出土しています。

 

遺跡の北側からの遠景
(中央部の樹木が切られたところ)

住居跡を掘り込むスタッフ

 
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