2月から小作遺跡の調査が始まりました。調査は主要地方道竜ヶ崎阿見バイパス整備事業に伴うもので,調査面積は9,476㎡です。遺跡は阿見町東部を流れる清明川の左岸に位置し,標高約14〜25mの台地上から低地部にかけて存在しています。今年度は,表土除去作業と遺構確認作業および一部の遺構の調査を予定しています。現在,竪穴住居跡74軒,掘立柱建物跡9棟以上,土坑(柱穴を含む)753基,溝跡10条などを確認しています。これらの遺構は台地上の狭い平坦部に密集しており,縄文時代中期,弥生時代後期,古墳時代前・中期,奈良時代,平安時代の各時代にわたる複合遺跡であることが分かりました。
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