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水戸成沢事務所

〒311-3155 水戸市全隈町字鶴巻1211-1番地 

TEL.029-253-6856
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
新田遺跡 平成21年5月〜7月 縄文 竪穴住居跡,土坑,陥し穴,炉跡,集石 縄文土器,土師器,須恵器,石器(石鏃・石匙・磨製石斧)
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

新田遺跡(しんでんいせき)


平成21年7月の調査状況

 

7月末で当遺跡の調査を終了しました。確認した遺構は,竪穴住居跡3軒,炉跡7基,陥し穴6基,土坑43基,道路跡1条,ピット群1か所,集石7か所,石器集中地点調査区3か所です。竪穴住居跡は北東部の緩斜面に2軒,南斜面部に1軒を確認しました。出土した土器から,いずれも縄文時代後期(今から3500年前)と考えられます。
また,調査区の北部からは陥し穴が6基,中央部からは炉跡(縄文時代の人々が火を焚いた跡)が見つかりました。その周辺には,縄文時代早期の土器片のほか,剥片(石器の制作や補修の際にはがれた石のかけら)が出土しており,当時の人々が,狩り場としてこの地を利用していたことがわかりました。
当遺跡は,縄文時代の早期から狩り場として利用され,後期に小さな集落が形成されたものと考えられます。

 
南から撮影した遺跡の全景
調査区域南部に見つかった竪穴住居跡
 

平成21年5月の調査状況

 

5月から当遺跡の調査が始まりました。調査区域は水戸市森林公園の南側,標高110mの丘陵部に位置しています。
表土除去が終了し,見つかった遺構は,竪穴住居跡7軒,土坑562基,集石13か所などです。土坑の中には,陥し穴,炉穴とみられるものもあり,縄文時代の人々が狩りを行った場所の可能性が考えられます。遺物は縄文時代早期から後期までの土器,石器(石鏃)が出土しているほか,土師器や須恵器も少量出土しています。

 
遺構確認作業をするスタッフ
調査区域北東部に見つかった竪穴住居跡
 
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