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つくば萱丸事務所

〒305-0866 つくば市古舘824番地 

TEL 029-838-2477

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
根崎遺跡 平成21年4月 〜5月 縄文,古墳 竪穴住居跡,土坑,ピット群 土師器,須恵器,石製品
古館明神脇遺跡 平成21年4月 〜8月 古墳 竪穴住居跡,土坑,溝跡 土師器,須恵器,石製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

根崎遺跡古館明神脇遺跡(ねさきいせき・ふるたてみょうじんわきいせき)


平成21年8月の調査状況

 

根崎遺跡,古舘明神脇遺跡ともに調査が終了しました。両遺跡合わせて20 軒の竪穴住居跡を確認し,出土遺物から古墳時代中期の集落跡であることが分かりました。
根崎遺跡では,五鈴鏡模造品や土玉などの土製品,古舘明神脇遺跡では紡錘車や臼玉などの石器・石製品が数多く出土し,当時の人々の生活の様子を知る貴重な資料を得ることができました。なお,詳しい調査結果は,来年度以降に調査報告書として刊行する予定です。

 

調査を終えた古舘明神脇遺跡の調査区北側

写真撮影前の清掃作業

 

平成21年7月の調査状況

 

根崎遺跡の調査は終了しました。古舘明神脇遺跡は,約1600年前の古墳時代中期の集落跡であることが判明しました。特に興味深いのはどの住居跡からも糸を紡ぐ道具である紡錘車や双孔円板などの石製模造品が数多く出土していることと,大半の住居跡が焼けていることです。これらの調査の成果は,8月8日(土)10:30〜正午に実施する一般公開でご覧いただく予定です。

 

2つ同時に出土した紡錘車

職場体験に来跡した伊奈東中学校の生徒

 

古館明神脇遺跡(ふるたてみょうじんわきいせき)


平成21年5月の調査状況

 

根崎遺跡では,古墳時代の竪穴住居跡の調査を進めています。中央部に炉を持つ1辺が7mの住居跡からは,多くの土師器や土玉などの遺物が出土しました。また,直径5mの円形で,深さ2.5mの大形の土坑も見つかりました。
古舘明神脇遺跡は,根崎遺跡からは,北東に400mほど離れた西谷田川右岸の舌状台地南東端の,標高20mほどの台地上に位置しています。重機による表土除去を行ったところ,竪穴住居跡18軒,土坑25基,溝3条を確認しました。根崎遺跡の調査が終了次第,本格的な調査を  
開始する予定です。

 

住居跡で遺物を掘り出しているスタッフ
(根崎遺跡)

大形円形土坑を掘っているスタッフ

 

根崎遺跡(ねさきいせき)


平成21年4月の調査状況

 

当遺跡は,つくば市南部,西谷田川右岸の標高20〜22mの台地上に立地しています。調査期間は2か月間の予定で,平成21年4月1日から開始しました。 調査区は平成19年度に発掘調査を実施した区域に隣接しており,古墳時代の住居跡7軒,土坑64基が確認されています。1辺3mの小形の住居跡では,中央部に炉が確認されました。現在各遺構の調査にあたっているところです。

 

遺構確認作業

住居跡の掘り込み作業

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