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阿見吉原事務所


〒300-1155 稲敷郡阿見町大字吉原字篠崎2321番地の1   
TEL.FAX 029-889-5645
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
篠崎遺跡

平成21年9月〜平成22年3月

古墳,中世 竪穴住居跡,土坑,井戸跡,溝跡,堀跡,地下式坑,道路跡 土師器,土師質土器,石製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 
こちらもご覧ください。
阿見吉原地区の圏央道IC周辺市街地整備事業の様子がご覧になれます。
また,篠崎遺跡の様子が『まちづくりニュースVOL15』に紹介されています。
アクセス先:『圏央道IC周辺土地区画整理事業』概要(Topページ)
 

篠崎遺跡(しのざきいせき)


平成22年1月の調査状況

 

1月までの当遺跡の調査では,古墳時代の竪穴住居跡20軒,中世の溝跡3条,堀跡1条,地下式坑5基の他,道路跡や井戸跡,土坑,溝跡などを確認しました。調査区中央部から西部に向かって2条の溝が重なって伸びており,2条合わせた幅は平均3.6m,深さは0.8mほどです。調査区の南東斜面部には5基の地下式坑があり,粘土層まで掘り込まれていたことが確認できました。当遺跡の中世の様子について考える資料が増えてきました。

 

 
浅い溝と平行して深い溝が掘られています。
(後方は,西光寺と牛久大仏)
地下式坑の底面は,底面が2×1.6m程の
長方形で,深さは1.7mあります。
 

平成21年11月の調査状況

 

今月は,古墳時代の竪穴住居跡17軒,堀跡1条,道路跡1条,井戸跡,土坑,溝跡などを調査しました。竪穴住居跡からは,炉で煮炊きをする際に使用する甕や炉器台,まつりで使用する器台や高坏,坩などが出土しました。これらの土器の多くは,古墳時代前期に千葉県などの南関東から出土する土器の特徴を持っています。また,焼けた土や炭になった木材が集中して見つかり,住まなくなった家の土器や木材を捨てて,燃やしたと思われる住居跡もありました。

 

 
ずいぶん焼けているわね,この炉。
炭化材は柱や屋根の梁(はり)でしょうか?
 

平成21年9月の調査状況

 

篠崎遺跡は桂川を望む台地上に位置しています。阿見吉原地区土地区画整理事業に伴い,今月から発掘調査を開始しました。今月は重機による表土除去,遺構確認作業を行い,古墳時代の竪穴住居跡21軒,井戸跡1基,中世とみられる土坑218基,幅2〜4mの堀跡5条などを確認しました。
発掘調査は始まったばかりですが,古墳時代の竪穴住居跡では床面を掘り込んで炉が作られており,ここで煮炊きをしていたようです。今後の調査で地域の歴史を解明するための手がかりが得られるものと期待しています。

 

 
見つかった竪穴住居跡などの遺構
(遠方に見えるのは,阿見プレミアムアウトレット)
竪穴住居跡を掘り込むスタッフ 
 

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