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境事務所

〒306-0404 猿島郡境町長井戸1461番地
TEL. 0280-87-6640
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
長井戸遺跡群 平成21年6月〜7月

縄文,弥生

住居跡,土坑,ピット群,溝跡,炉穴 縄文土器,弥生土器,土製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

長井戸遺跡群(ながいどいせきぐん)


平成21年7月の調査状況

 
6月から始まった調査が終了しました。今年度の調査で確認できた遺構は,縄文時代の炉穴12か所,土坑79基,ピット群6か所,近世以降の井戸跡1基などです。
このうち炉穴は,長径約1m,短径約50cm,深さ約40cmの長楕円形で,底面と壁面がよく焼けています。このような炉穴は,野外の炉で煮炊きを行うことが一般的といわれる縄文時代早期後半の時期によく見られるもので,同じ地点で何度も作り変えられていることが確認できました。今回の調査で,当遺跡は縄文時代早期から前期の時期と,弥生時代後期に集落が営まれたことが明らかになりました。今回の調査成果は,昨年度の調査成果と合わせて,来年度以降に報告書にまとめる予定です。
 
炉穴を調査するスタッフ
完掘した調査区
 

平成21年6月の調査状況

 
当遺跡は,境町南西部,宮戸川(旧長井戸沼)東岸の標高約16mの台地上に立地しています。調査は,一般国道468号首都圏中央連絡自動車道建設事業に伴い行っています。既に,今年の1月から3月まで一度調査を行いましたが,さらに今年度,6月4日から2か月間の予定で調査を行っています。
今年度確認された遺構は,土坑58基,炉穴4基,井戸跡1基,ピット群1か所です。前年度の調査同様,主に縄文時代の遺構が確認されました。また,土坑からは,縄文時代早期の深鉢が横になった格好で出土しました。
今月は,調査区の1次面,2次面の調査を行い,引き続き縄文・弥生時代の集落の広がりを確認
しています。
 
第1号炉穴
土坑を掘り込むスタッフ
 
 

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