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常総東事務所

〒300-2521 常総市大生郷町宮原前3454番地の4
TEL. 0297-24-7725
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
宮原前遺跡 平成21年8月〜平成22年3月

奈良,平安

住居跡,掘立柱建物跡,大形竪穴遺構,土坑,井戸跡,溝跡 土師器,須恵器,土製品,石製品,鉄製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

宮原前遺跡(みやはらまえいせき)


平成21年12月の調査状況

 
8月に開始した調査も佳境に入り,来月の一般公開に向けて準備を進めています。今月の調査では,第25号住居跡から当遺跡の竈構築の際に多く使用されている砂岩の切石がまとまって出土しました。この切石は,鬼怒川の川底にあるものと材質が似ていることから,付近の露頭部分から採ってきたものと考えられます。また,竈からは押し潰された甕の他に,管状土錘が出土しました。このことから,この集落の人々は,農耕の他に漁撈にも携わっていたと考えられます。
 
なぜ管状土錘が竈から出土するのかな?
切石には焼けているものもあります
 

平成21年10月の調査状況

 
9月から本格的に遺構調査が始まり,10月までに竪穴住居跡や土坑を中心に掘り込みを進めたところ,新たに掘立柱建物跡や大形竪穴遺構が確認できました。10月現在で確認できた遺構は,奈良時代と平安時代を中心とした竪穴住居跡22軒,掘立柱建物跡6棟,大形竪穴遺構3基,井戸跡2基,土坑87基,溝跡4条です。10月は,調査区の東側にある奈良時代・平安時代の集落を調査しました。特徴的な遺構や遺物としては,レンガ状に切り出された石材が補強材として使用された竈や住居跡から出土した焼成されていない管状土錘(おもり)などがあります。
 
なぜこんな状態で残されたんだろう?
(未焼成の管状土錘)
遺物を動かさずに残すのも技術
 

平成21年8月の調査状況

 
当遺跡は,常総市の東部に位置し,鬼怒川と飯沼川に挟まれた標高約20mの台地上に立地しています。調査は,一般国道468号首都圏中央連絡自動車道建設事業に伴い行っています。期間は8か月間の予定で,平成21年8月1日から開始しました。確認できた遺構は,奈良時代と平安時代を中心とした竪穴住居跡25軒,土坑210基,溝跡6条です。今月は,調査区の西側から,奈良時代の集落の一部を調査しています。
 
遺構を確認するスタッフ
住居跡を調査するスタッフ
 

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