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●つくばみらい事務所 |
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〒300−2359 つくばみらい市田村字南塙765番地ほか
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TEL. 080-7008-3272
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遺跡名
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調査期間
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主な遺構
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主な遺物
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前田村遺跡 |
平成22年7月〜12月 |
縄文、古墳、古代 |
竪穴住居跡,土坑,溝跡 |
縄文土器、土師器
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*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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●前田村遺跡(まえだむらいせき)[ご案内マップ]
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調査期間も終わりに近づき,調査も佳境に入りました。これまでの調査で竪穴住居跡38軒,土坑230基,溝跡8条,ピット110基等を確認しました。現在は縄文時代中期の竪穴住居跡や古墳時代前期の竪穴住居跡などの調査を行っています。縄文時代の竪穴住居跡は,中央部に炉跡,深さ70〜80cmのしっかりした柱穴が7か所見つかりました。また,古墳時代の竪穴住居では埋設したと考えられる甕や器台などが柱穴から出土しています。来月には航空写真撮影を行い,調査を終了する予定です。
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●前田村遺跡の一般公開に,たくさんの方々が訪れました。
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11月27日(土)の午前中に,当遺跡の一般公開を実施しました。天候にも恵まれ,126人の見学者が訪れ,見つかった遺構と遺物を熱心に見学していただきました。遺物では,製鉄関連遺物である炉壁材や炉底塊についての質問が相次ぎました。また,遺構では,古墳時代と平安時代の住居の大きさの違いや,焼失した住居の出土状況を間近に見学し,当時の生活を想像されていたようです。調査は,来年の1月末まで実施し,遺跡の性格を明らかにしていく予定です。
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遺物の説明を熱心に聞く見学者
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焼けた住居跡を間近にする見学者
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●つくばみらい事務所(前田村遺跡)発掘調査一般公開のお知らせ
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伊奈・谷和原丘陵部一体型特定土地区画整理事業に伴い,7月から調査している前田村遺跡の一般公開を開催します。当遺跡では,縄文時代,古墳時代,平安時代の遺構を確認しています。一般公開では見つかった遺構と遺物を紹介します。皆様のご来場をお待ちしております。
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●1●期間
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平成22年11月27日(土) 午前10時30分公開・説明開始(正午終了予定)
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●2●場所 |
前田村遺跡 つくばみらい市田村字南塙765番地ほか
※ 駐車場[ご案内マップ] |
●3●調査の概要 |
前田村遺跡は,小貝川低地沿いの筑波・稲敷台地縁辺部の舌状台地に立地しており,これまでの調査で縄文時代〜中・近世の複合遺跡であることが明らかになっています。
今回の調査では,古墳時代前期と平安時代の竪穴住居跡が多く見つかりました。当該期の集落が,調査区周辺で形成されていたことが明らかになりました。遺物は,縄文土器,土師器(高坏・坩・器台・刻書土器),鉄製品,石製品などが出土しています。特に,10世紀の住居跡から製鉄炉の壁材が出土していることは注目されます。
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●4●問い合わせ先 |
財団法人茨城県教育財団
企画管理課 TEL 029-225-6587
つくばみらい事 務 所 TEL 080-7008-3272 |
●5●その他 |
当日の問い合わせはつくばみらい事務所にお願いします。
小雨決行 |
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炭化材が出土した古墳時代の竪穴住居跡
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焼土が出土した古墳時代の竪穴住居跡
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調査開始からこれまで,古墳時代,平安時代の竪穴住居跡などを調査してきました。古墳時代では1辺約7m規模の竪穴住居跡や火災を受けたと考えられる住居跡などがあり,高坏・器台・坩・土玉などが出土しています。平安時代では羽口や鉄滓など鍛治関連遺物が出土している住居跡があることから,遺跡周辺で鉄製品が生産されていたと考えられます。また,鍛治関連遺物や鉄製品以外にも漆パレットや器面に「大」と線刻された刻書土器などが出土しています。
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つくばみらい市にある前田村遺跡の調査を開始しました。この調査は伊奈・谷和原丘陵部一体型特定土地区画整理事業に伴うもので、調査面積は7,000m2です。当遺跡は、みらい平駅の西に位置し、小さな谷津に挟まれた標高17〜22mの舌状台地に立地しています。 現在は表土掘削を終え、調査区北側で遺構確認を行っています。これまで確認した遺構は縄文時代、古墳時代および平安時代の住居跡や土坑、溝跡などです。9月中旬から本格的な遺構調査を開始します。
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遺構確認をするスタッフ
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確認した遺構を図化するスタッフ
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