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●稲敷事務所 |
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〒300-0614 稲敷師清水839番地
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TEL・FAX 0299-79-3850
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遺跡名
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調査期間
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主な遺構
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主な遺物
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清水古墳群 |
平成23年1月〜2月 |
古墳時代〜近世 |
塚,地下式坑,土坑,溝跡,不明遺構 |
土師器,須恵器,土師質土器,陶器,磁器,土玉,石製模造品
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*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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●清水古墳群(しみずこふんぐん)[ご案内マップ]
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1月から始まった調査も2月で終了しました。これまでの調査で,近世に造営されたと考えられる塚1基の他,中世の地下式坑4基,古墳時代や平安時代,中世の土坑92基,溝跡5条,ピット群1か所などが確認できました。第6号土坑(地下式坑)の覆土中層からは古銭がまとまって緡銭の状態で出土しました。古銭はいずれも北宋銭や明銭で,1,500枚ほどになると思われます。古銭がまとまって出土することは珍しく,富裕層の存在をうかがわせる貴重な資料です。
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緡銭の状態で出土した古銭
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塚の下から見つかった地下式坑や土坑
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今月から清水古墳群の調査を開始しました。この調査は一般国道468号首都圏中央連絡自動車道新設事業に伴うもので,調査面積は793m2です。当遺跡は,稲敷市南部の標高28mの台地上に位置しています。遺構確認の結果,近世の塚1基,古墳時代から中世までの溝跡4条や土坑88基,地下式坑1基などを確認しました。調査期間は2月末までの2か月間です。これまでの調査で,当初古墳と考えられていた遺構は塚であることがわかりました。さらに今後の調査で遺跡の全容を明らかにしていく予定です。
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塚の表土を人力で除去するスタッフ
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表土を除去し,裾部に区画溝が巡る塚
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